【言語聴覚士が解説】サ行が言えないのは治るのか
こんにちは!
今日は、サ行の発音について話そうと思います。
タイトルにあるように、「サ行が言えないのは治るのか?」ということについて話します。
簡潔にざっくりとこの質問にお答えすると、
ほとんどの場合治ります!
ほとんどってことは治らない事もある?と
疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
発音を間違えてしまう理由はいくつかあります。
・ベロなどの口の動きがまだ幼い。
・音韻(1文字が1音とわかる力)発達が未熟。
音韻についてはまた別の記事で詳しく書きます。
・間違えて口の動きを覚えてしまっている。
・自分の発音を聞いていない。(聞こえていない)
・器質的な問題がある。(ベロが短いなど)
・神経的な問題がある。(脳梗塞などで麻痺が出ているなど)
などなどいくつかの理由があります。
ざっくりですが、
上の方の理由であれば治りやすく下の方の理由になってくると治りにくいです。
すなわち、
まだ幼いだけなら発達を待てばいいし、
自分の発音の謝りに気づきがなければ、気づくように促してあげる(強引に「あんたへたくそやで!」「もっかい言うてみ!」などというのは絶対ダメ!)
間違えて覚えたなら正しく覚え直す
(鉛筆を正しく持てるようにするみたいな)
ということです。
言語聴覚士は発音のメカニズムを専門的に勉強しているので、その人の誤り方の特徴などを評価して、一人ひとりにあったアプローチで発音の改善を指導することができます。
とてもキレイな発音にはならなくても、今の発音よりはよくなります。キレイにスパッと発音がよくなる人もたくさんいます。
(キレイになる人とそうでない人は、何が理由かによって異なります。)
じゃあ、発音を間違えてるなら
「絶対治した方がいいのかどうか」です。
私、個人的にはどっちでもいいと思います。
だって鉛筆の持ち方おかしい大人だってたくさんいるでしょ?
ちょっとぐらい変でも生きていけるさ〜
ただ!
「お友だちにからかわれて嫌な思いをする」
「発音が悪くて言いたいことが伝わらない」
「発音がコンプレックスで話すのがおっくう」
などの問題があるなら
治す方がいいと思います。
治すか治さないかの判別は
「その人や周りの人が困っているかどうか。」
だと思います。
1番問題なのは、
「発音のことが気になるのに誰に相談したらいいのか分からない」
「言語聴覚士に出会えない」
ということだと思います。
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