ことば4周年を迎えて

　いつもことばを応援いただきありがとうございます。一般社団法人ことば代表理事の谷田川雅基（やたがわ・まさき）です。

　4年前の今日、6年に渡って運営してきた任意団体「僕らの夏休みProject実行委員会」を法人化し「一般社団法人ことば」を発足しました。

　当時は2011年に始まった子ども交流イベント「僕らの夏休みProject（以下：僕夏）」を何としても継続していきたい、一過性のものにせず子どもたちに笑顔を届け続ける活動にしたい、というその一心で法人設立を決意しましたが、そこからは僕夏を継続するだけでなく新たなチャレンジもしながら2018年より代表理事として活動を続けてきました。

（↑2018年度には高校生向け進路相談プロジェクト「僕らの出張！ミライ会議」を開始。僕らの夏休みProjectから派生したプロジェクトをしやすくなったのも法人化のおかげでした。）

（↑2019年度からは、社会人メンバーおよび学生リーダーはイベント前の救急救命講習受講を必須化。より安心できる活動をお届けしています。）

（↑子どもたちだけでなく、活動する学生たちにも学びと発見を届けていきたいと、次年度リーダー向けに始めた特別研修。2019年度は合宿型でした）

（↑2020年度より開始したYoutubeチャンネル「ことばのじかん。」では学生たちも投稿を行います。）

　私自身は、大学生で初めて僕夏に参加した時から数えるとこの活動に関わって9年目となります。
　まだ「東日本大震災をきっかけにしたボランティア活動」という色が強かった当時は誰かのために自ら動こうと立ち上がった団体も多くありましたが、今となってはその半数以上が姿を消してしまいました。
　そんな中で、団体の強みや在り方を見直しながらも、子どもたちに何かプラスなきっかけを届けたいという想いは変わらないまま、多くの人に共感をいただいて活動を継続してこられたことをとても嬉しく思います。

（↑活動1年目の様子。この頃とは見違えるくらい、岩手県の街並みも変わりました。）

　法人格を取得したことにより、支えてくださる人々との出会いも、活動に参加してくださるご家庭や、受け入れ先となる小学校とのやりとりも、もちろん私たちの意識の面でも、大きく前進していることを感じます。

（↑2019年度には、岩手県で9年活動を続けてきた想いを認めていただき、盛岡西北ロータリークラブにて卓話をさせていただきました。）

　もちろん、活動を続ける中で「もう辞めたい」と思ったことも何度もあります。

　ですが、そんな時は、ことばのプロジェクトを通して「自分の人生を1からデザインする楽しさであふれる社会」を実現するんだ！という、自分の内側から出てくる想い（＝ことばの現ビジョン）を見つめ直し、この活動を続けていきたいという決意を思い出しながら、ここまで代表理事という役割を努めてきました。

　今年は、新型コロナウイルスの影響で多くのプロジェクトに支障をきたしていますが、こんな時だからこそ、できることもある。と目の前の状況を前向きに捉えて、子どもたち・そして若者のために諦めず行動していきたいと思います。

（↑2020年度はコロナウイルスの影響を受け活動がほとんどオンライン化。それでも300人規模で行う、月1回のzoomによる全体研修は欠かせません。）

　僕夏10周年、そして次なる目標であることばの10周年に向けて、新たな事業を行いながらみなさんと一緒にビジョンの達成を目指していきます。

　5年目を迎えることばの応援を、これからもよろしくお願い致します。

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