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去年に引き続き今年も山形県高畠町の「わらじみこし」祭りに行ってきた
わらじみこし祭りって??
今年はお祭りの背景についておじさん達からたくさんお聞きしたので、まとめていきたいと思います〜!
そもそも、わらじみこし祭りのはじまりは
地域の原点ともいえる、消防団です。
昔は夏に担いでいたのですが
なんだかつまらないなあと思い
「冬に水をかけなからやったらインパクト強いんじゃないか!」という意見が上がり、晒しを撒いてわらじで街を練り歩くわらじみこし祭りが行われるようになりました。
昔は、若者が昼間に担ぐみこし担当、お年寄りグループが夜の御斎灯焼き担当で
年代ごとの2グループに分かれて活動していたのですがコミュニケーションが上手くいかず分断が起こってきたので
平成23年からは年代によって分けることを辞めみんなでどちらもをみんなで一緒にやるようになったのです。
このお祭り、大々的にメディアに取り上げられているのはたった1日。
ただ、この1日を目指して
街のおじさん達は1年以上準備をしています。
2023年1月のお祭りに使われた草鞋は
2021年秋、農家の方が収穫終わった後に
有機農業の手がりしている稲藁を集めて藁を干して
2022年5月中旬から毎週日曜日に6週集まって編みます。
日本酒を作るための草鞋だと藁が短いため、
昔ながらの酒米を使って編みます。長いので繋げずひと編みできるのです。
お斎灯焼きの長い竹は
夏に行われる「青竹ちょうちん祭り」の竹を
切って、枝だけにして再利用して使っています。
そして、お祭り前日に
みこしに赤と白の晒しを巻き、
お斎灯焼きの準備をします。
当日は朝から街のお家を一軒一軒巡り
去年のお札を回収していき
お昼休みした後
こうして、わらじみこし祭りが始まるのです。
クローズアップ裏方!!
(っていう記事書いてっておじさん達に言われた☺️)
おじさん達は、このお祭りの秘訣をこう語っていました。
「お祭りをするには、自分たちが楽しくないと誰も来ない。
だから、お酒を飲みながら楽しくやろうよ!
自分らが楽しいと思ってしてるからハマる。
嫌だ嫌だだと笑顔がない、誰もハマらない。
人は100人いても100人それぞれが全然違う。
だから、よく人を見る。
普段の作業の様子やお酒の場を見て、
得意な人は動くから。
一緒にいると人間性が見えるはず。
1回でやって!って言ってできる人は誰もいない。
何回も言ってやって、
1.2.3回やってみて、
できる。
その人の強みを把握するには、1.2回じゃダメ
何十年ってかかる。
72歳と69歳で11歳違うけど、俺たちは意見言い合うよ。
先輩後輩はあるけど、意見は言う。
切磋琢磨してる感じかな。
と。
「大事にしていることは、なんですか?」
とお聞すると
楽しみながら、気をつかうこと。
他のおじさんもおっしゃっていた。
原点は、「楽しむ。」
「楽しませるの前に
まず、私たちが楽しむ。」
「仲間には感謝しかない。」
「自分たちで作るエンジョイ。」
「一生懸命。いつも精一杯の感動の中でやっている」by wきよしさん
って。
きっとこの写真たちから様子が伝わってくるかと思います。👇
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まず自分たちが楽しみ、その連鎖が周りにも伝わって皆んなが楽しんで笑っているのが
このわらじみこしのお祭りなのです。
おじさんたちが、本気で楽しんでいるから
はじめての学生も全力で楽しみにいっていた。
お祭りをやっている人がどんな人であるか、
作り手がまず楽しんでいるかどうかは
場をつくる上でかなり空気感に影響してきそうですね。
ヒトカタリの作り手として、地域に根付いているお祭りから学ぶこと、まちの人たちの姿から感じる事、まだまだいっぱい眠っている気がします。
来年もいけるといいな。
ありがとうございました!