余命わずかな女の子と先生の話
Twitter でタダノなつさんの描かれた
『余命わずかな女の子と先生の話』という漫画が
タイムラインに流れてきた。
どこかで見たことがある気がすると思いつつも
Twitterで公開されていた話まで一気見をした。
(後に調べてみると以前にTwitterで他の作品を読んでいた)
衝撃と涙が止まらなかった。
その後、Palcyアプリで最終話まで読み切った。
ただただ”悲しい”だけの物語ではなく、
先生が語る哲学や彼女の強さが輝いている物語。
本当の作品のタイトル
『束の間の一花』
【言葉】
1話で描かれていた「くたばり損ない」という言葉に
私は悲しくなった。
私から見て彼女は愛おしい可愛らしさがあって
”くたばる”という表現と程遠い気がしたからかもしれない。
だが、同時に言葉の言い回しが非常に好きだとも感じた。
所々に言葉の言い回しが好きな表現が多く、
この作品にどんどん惹かれていった1つの理由である。
また、ネタバレになるので避けるが
21話のなんのために生きるのかな?で
先生が語るお話がとてつもなく好きなので
ぜひ読んでみてほしい。
【絵】
漫画を読む上でストーリーと同じくらい大切だと
私は思っている。
この作品に惹かれたのは圧倒的に「絵」の力もあった。
明らかに可愛いのにどこか憂いを帯びていて
なぜかそこから切なさを感じる。
不思議な雰囲気がある絵だと思う。
【感想】
明るく生きようとしている私にとって
一花が”鏡”のように思えた。
このような気分になったことが
映画「おおかみこどもの雨と雪」を
鑑賞した時にもあった。
主人公の花の過去とセリフを聞いた時である。
「花のように笑顔を絶やさない子に育つようにって。つらい時とか苦しい時に、とりあえずでも無理やりにでも笑っていろって。そしたら大抵乗り越えられるからって。」
私は”よく笑う子”と周りからも言われるし、
自分でもよく笑うと思う。
一花が自分のことを「アホウ」というのも
親近感しか湧かなかった。
だから私はこの漫画で一花が
泣いているシーンでは
同じ様に涙が止まらなかったし
彼女が平気そうにしているシーンでは
平気そうに読んでいた。
先生の言葉でハッとさせられる部分や
心に刺さった言葉も多かった。
そして何度も読み返していきたいと
思える作品だった。
【最後に】
人生に悩んでいても悩んでいなくても
読んでほしい作品。
自分の今と未来を見つめ、
何か思うのではないだろうか。
私の記事をきっかけに
読んでくれる人がいれば嬉しい。
まずは公開されている部分でも
時間があれば、読んでみて欲しい。
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