無力さを感じるなんて、いつだってそうだ
今の仕事についてちょうど1年あまりになる。
実は前職とは全く違う分野への飛び込みで、ほぼほぼ「勢い買い」的に受け入れてもらったと思っている。なんで採用になったんだろうと改めてよくわからないなと感じながらも、ただただ今の会社のビジョンに共感して入社した。
もともとの会社が割と大きな老舗企業で、そこで私ははっきりいって"井の中の蛙"・"ゆでがえる"・"夜郎自大"…なんだっていいけど、とにかくいわゆるそういう状態だったんだと思う。よくも悪くも、自分にきちんと自信を持っていた。正しいとかそうじゃないかとかの次元ではなく。
そこで飛び込んだのは、俗にいうスタートアップ。前職だと「新人ちゃん」とでも呼んでしまいそうな年下に囲まれて、はっきりいって全く敵わないと感じる日々が始まってしまった。
なんて…なんて賢いのだ!そして、なんて広く深く知識を持っているのだ!私がやってた仕事なんて、取引金額が大きいだけで中味なんてカスカスのカステラみたい。ぎゅぎゅっとやったら親指くらいに縮こまりそうだ。
そんなこんなで、自己嫌悪なんて笑ってしまうほど感じるし、もはや飛び越えて「新卒で入ったあの大企業で私は勘違い病をわずらったんだ」と人(会社)のせいにしてしまいたくなる。
吾輩は、無力である。非力である。でも、だからこそ、私はこの会社に来たのだと改めて感じる。それに気付くために。自覚して、また始めるために。だから、無力さなんて毎日感じてたってそれでごちそうさまなのです。
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