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たおやか=しなやかなさま。柔らかなさま。たわやか。


※概要
結婚二十年
娘は大学生に育ち住宅ローンも
ほぼ完済し主婦・絵里子の人生は穏やかに収束するはずだった
夫の風俗通い、娘の危険な恋愛
愛した父の不実など思いがけない家族の秘め事が明らかになるまでは……
妻でも母でもない道が鮮やかに輝き出す長編小説
解説・島本理生

※感想
家庭を大事にしてきた平凡な主婦の日常が一変する物語
ずっと妻と主婦と母親業に一生懸命
だった絵里子
夫の風俗通いを知り
バイト先の店長と付き合い警察沙汰に
なった大学生の一人娘
亡き父の不倫
整形で美しく若返った親友、詩織と
その恋人みなも(同性愛者)
3回も結婚した母親と義父の死など
現実を受け止められなくて家を出る
絵里子はランジェリーショップを営む
詩織の持ち家に住むようになり店長に
なる
その生き方を決めていく間に自分に手間をかけて仕事にやりがいを見つけていく
ドン底からの逆転劇に爽快さもあるが
出来すぎ感が否めない
ラスト「輪をえがいて」とタイトルに
繋がるのはうまいと思う

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