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コロナ禍の物語


※本の概要

『そして、バトンは渡された』
『夜明けのすべて』の著者の書下ろし
長編

いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!

「明日が怖いものではなく楽しみに
なったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う
あの数年はなんだったのだろうかと
不自由で息苦しかった毎日
家で過ごすことが最善だとされていた
あの期間
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの
与えてくれたものが確かにあった――。

※感想
施設育ちの母親のもとに生まれた冴
両親のそろった愛ある一般家庭で育った心晴
毎日、楽しかった日常がコロナによって一変してしまう
コロナ禍で人生が動いた少女2人の出来事と、その後を交互に描く
冴はネグレクトされている少年・蒼葉と出会った事を機に教師を志す
心晴は、ふとしたことで引きこもりに
冴は、その後、母を喪うが蒼葉や周囲の人に支えられ前に進む
心晴は引きこもりを脱却して就活で冴と出会う
アフターコロナを綴る繊細で優しさ溢れる物語
登場人物の前向きに生きる姿に勇気貰える瀬尾ワールドでした(๑ ˊ͈ ⌣ ˋ͈ )



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