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終の住処


110円棚に原田ひ香さんがあると買ってしまう

原田ひ香                               
そのマンション、終の住処でいいですか?

※本の概要
『三千円の使いかた』著者が描く
マンション問題あるある小説!

有名建築家による一等地の中古
マンション
誰もがうらやむその家は
しかし、とんでもない欠陥住宅だった!
上手くいくはずの改修工事は新旧住民の様々な思惑が絡み合い混沌の様相を
呈していく
デザイナーズマンションに人生を振り
回された人々の胸中にあるのは幸福か
絶望か、見栄か、プライドか

誰もが身につまされる終の住処を巡る
大騒動

※感想
改題タイトルと本の帯の「マンション
問題あるある小説」に惹かれて購入したが…
私が期待したマンション問題を解決する話ではなかった
赤坂にある通称おっぱいマンション
気鋭の建築家小宮山による斬新な
デザインで注目を集めたが老朽化と欠陥で建替え運動が起こる
小宮山に反発し独自の道をいく
娘、みどり
小宮山の弟子でデザイン事務所を継いだ社長、岸田
学生時代、小宮山の元で学びたいとの
想いを裏切られた建替運動の中心の
市瀬
離婚した夫に買ってもらったマンションに住み続ける元女優、奥村
それぞれの思惑が絡みあい一時は建替えに決まりかけたが話は流れる
岸田の実力を認めていた小宮山
アスベストに魅せられた師匠を止めきれなかった岸田
魅惑の建物は今しばらく生き永らえる
結局マンションの不具合も直らず
登場人物の問題や最後に発覚したヤバイ問題も解決しないままでラストに
モヤモヤ感が残った…(  -᷄ _ -᷅ )💭

※おまけ
原田ひ香さんの本は色々、読んでるが
読んだ中で一番好きなのは

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

まだ文庫化してないけど手元に置きたい本です


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