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久々に芦沢央さん


積読本

※概要
新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の
会社で先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇
そのまま巻き込まれる形で片棒を
担がされることになる
翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた
その周辺では息子の嘘に悩むシングル
マザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状
など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がって
いく、そして……
バラバラのピースが予測不能のラストを象る
いま最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!

※感想
それぞれの短編集が繋がっていて最後に
1番最初の話が完結する
軸となる最初の話(序幕)は悪い上司に
立ち向かう先輩女性社員と男性新入社員の掛け合いが軽妙
(第一幕 息子の親友)
シングルマザーになった望さんと、その息子の話
目立たないけど心は優しい
中学校の同級生が綺麗になり相手を
勘違いしたまま会話を続ける
(第二幕 始まるまで、あと五分)は誤解が解ける場面が痛快
(第四幕 千賀雅子にはかなわない)では老境の域に入った女優と中年連れ添った
マネージャーの心理劇が見事だった
序幕と終幕の間の話はどれもハッピー

※おまけ

私の持ってる芦沢央さんの本📚


この本を収めるには
少しずつ、ずらしていかなきゃならんのよね
📕ヾ(・ω・`;))ノ📗


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