自転、公転から反転
※本の概要
冴えない僕の初めての恋人は
バニラアイスみたいに白くて冷たい
日常の風景が一転! 思わず二度読み!
痛くて切なくて引きずり込まれる……
6つの物語が照らしだす光と闇
島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒
最新作!
伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味!
ばにらさま
僕の初めての恋人は
バニラアイスみたいに白くて冷たい……
わたしは大丈夫
夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私
菓子苑
舞子は浮き沈みの激しい胡桃に
翻弄されるも彼女を放って置けない
バヨリン心中
余命短い祖母が語る
ヴァイオリンとポーランド人の青年を
めぐる若き日の恋
20×20
主婦から作家となった私
仕事場のマンションの隣人たちとの日々
子供おばさん
中学の同級生の葬儀に出席した夕子
遺族から形見として託されたのは
※感想
著者の山本文緒さんが残り少ない余命の中で最後に出版した6つの短編集からなる本
ラストの「子供おばさん」では突然
死んでしまったかつての友達に犬を遺贈されるという話なのだけど彼女とは
本当に親しかったのだろうかと振り返る
女友達って疎遠になりがちで、とても
共感できる(。'-')(。,_,)ウンウン
そんな風に離れて7年も疎遠だった友を
「三年着なかったジャケットみたい」と表現する所が上手い‼️
ラスト一文の
「何も成し遂げた実感のないまま、
何もかも中途半端のまま、大人になり
きれず、幼稚さと身勝手さが抜けることのないまま。確実に死ぬ日まで。」
切なく寂しい( ߹꒳߹ )
※おまけ
文学YouTuberベルさんも絶賛の
『ばにらさま』
林真理子さんも山本文緒さんを
絶賛してて
この動画で林先生の刺さった言葉
「私たち作家には普通の人と違う生命体、寿命があるんです。それは本が私たちが死んだ後も生き続けてくれるって事なんですね」( °◊° )ホォ~~~
確🦀‼️読まないけど
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