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📌 1. マンション売却後の確定申告の流れ

マンションを売却した翌年に、確定申告を行います。
確定申告の手続きは、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や税務署での提出、e-Tax(電子申告)で行えます。

✅ 確定申告のステップ

  1. 譲渡所得の計算をする(利益 or 損失を計算)

  2. 必要書類を準備する(売買契約書、登記簿謄本、仲介手数料の領収書など)

  3. 確定申告書を作成する(国税庁のサイト or 税務署で作成)

  4. 税務署に提出する(郵送・持参・e-Tax)

  5. 納税(税金が発生する場合) or 還付金の受け取り

💡 確定申告の締め切りは「翌年3月15日」なので、早めに準備しよう!


📌 2. 譲渡所得(売却益)の計算方法

確定申告では、「マンションの売却価格」から「購入時の費用」や「売却時の費用」を引いて、「譲渡所得(利益 or 損失)」を計算します。

✅ 譲渡所得の計算式

譲渡所得 = 売却価格 −(取得費+譲渡費用)

売却価格:マンションを売却した価格
取得費:マンションを購入した時の価格 + 購入時の諸費用
譲渡費用:仲介手数料、登記費用、測量費用など

💡 取得費がわからない場合は「売却価格の5%」を概算として計算可能!


📌 3. 税金の計算方法(譲渡所得税・住民税)

譲渡所得が発生すると、所得税・住民税を納める必要があります。
税率は「所有期間5年以下(短期)」と「所有期間5年以上(長期)」で異なります。

✅ 税率の一覧

所有期間       所得税   住民税   合計税率
5年以下(短期譲渡)  
30%    9%    39%
5年以上(長期譲渡)  
15%     5%    20%

💡 マンションを5年以上所有していると、税率が「39% → 20%」に下がる!


📌 4. 節税対策(控除・特例)

確定申告では、税金を抑えるための控除や特例が利用できる場合があります。

✅ 代表的な節税制度

3,000万円特別控除の場合→売却益が3,000万円まで非課税になる(マイホーム売却が対象)
居住用財産の軽減税率の場合→譲渡所得6,000万円以下は税率が低くなる
(マイホーム売却が対象)
譲渡損失の繰越控除→売却損が出た場合、翌年以降の税金から控除
(住宅ローン残債がある場合)

💡 「3,000万円特別控除」を活用すれば、売却益が出ても非課税になるケースが多い!


📌 5. 必要書類リスト

確定申告には、以下の書類を準備する必要があります。

確定申告書B(国税庁サイトで作成可能)
分離課税用の申告書(譲渡所得用)
売買契約書(購入時・売却時)
登記簿謄本(法務局で取得可能)
仲介手数料や登記費用の領収書

💡 書類は早めに準備しておくと、スムーズに確定申告できる!


📌 6. 確定申告のスケジュール(チェックリスト付き)

マンションを売却したら、以下のスケジュールに沿って準備を進めましょう。

期間やること売却直後
1、(年内)書類整理(売買契約書・領収書の保管)
2、1月〜2月確定申告書の作成・必要書類の準備
3、2月16日〜3月15日確定申告の提出(税務署・e-Tax)
4、4月以降税金の納付 or 還付金の受け取り

税金の納付期限:確定申告の締め切り(3月15日)までに支払う
還付金がある場合:申告後1〜2ヶ月で指定口座に振り込まれる

💡 申告の締め切りギリギリにならないよう、2月中に準備を終わらせるのが理想!


📌 まとめ

マンション売却後、譲渡所得が発生したら確定申告が必要!
「3,000万円特別控除」などを活用すれば税金がゼロになる場合も!
確定申告の締め切りは「翌年3月15日」なので、早めに準備を!

💡 確定申告の際の提出資料などは7年保管義務があるので破棄しないように😊



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