「おジャ魔女どれみ」のススメ
こんにちは。2021年に「おジャ魔女どれみ」を一気見したらマジで泣いちゃったのでおすすめします。ハイ前置き終わり!
・「おジャ魔女どれみ」
・概要
・TVシリーズについて
・おすすめエピソード
・♯(2期)
・も〜っと!(3期)
・ドッカ〜ン!(4期)
・ナ・イ・ショ (5期)
・おわりに(見てくれ)
「おジャ魔女どれみ」
・概要
おジャ魔女どれみを見てほしい。面白さは保証する。
冒頭に書いた通り、一ヶ月前ふとした思いつきからおジャ魔女どれみを一気に見まして。これがまあ面白いし嗚咽が漏れるくらい号泣したので人に勧めるっきゃないと思って書いています。
そもそもきちんと大人でも楽しめるつくりになっているのに加えて、自分の場合幼少期にビデオで観ていた記憶と混ざり合って感情が大爆発してしまった。舐めてかかると涙腺を破壊される。
「おジャ魔女どれみ」はいわゆるニチアサ枠の女児向けアニメ。ひょんなことから魔法&魔女の存在を知ってしまったどれみちゃん達が「魔女見習い」として魔女になるため色々やる話。
基本的には魔法を使ってなんだかんだする子供向けコメディっぽい作品なのだが、「魔女であることがバレてはいけない」「人の心を変える魔法、怪我・病気を治す魔法は使ってはいけない」といった「縛り」や心理描写の丁寧さから単なる子供向けでは済まされない作品に仕上がっているアニメ。
・TVシリーズについて
タイトルだけだとちょっとややこしいが、
おジャ魔女どれみ(1期)
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おジャ魔女どれみ♯(しゃ〜ぷっ)(2期)
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も〜っと!おジャ魔女どれみ(3期)
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おジャ魔女どれみドッカ〜ン!(4期)
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おジャ魔女どれみナ・イ・ショ(5期・3期と同じ時系列の番外編)
の順。5期を除きそれぞれ一年の時間経過があり(サザエさん時空でない)、3年生〜6年生が描写される。ちなみにだがアニメの正統続編として、高校生以降のどれみ達を描くライトノベル「おジャ魔女どれみ16〜20」(巻によってはボイスドラマ付き)が展開されている。”人生”では?
おすすめエピソード
この際なので感動した一部エピソードを紹介。おジャ魔女にはこういう回もあるんだよ〜ってことだけ知ってもらえれば幸いです。ネタバレもなくはないので注意
・♯(2期)
40話「春風家にピアノがやってきた!」
『「ピアノを教えて」とお母さん・はるかにお願いするぽっぷ(どれみの妹)。どれみにはピアノを教えたはるかが、自分には教えなかった理由をどれみから聞いて、素直な気持ちを伝えたのでした。しかし春風家にはもうピアノはありません。そこでお父さん・渓介に相談して、購入の算段を始めるのでした。』
春風家全員が好きになる回。普段はおとぼけキャラのどれみちゃんが姉としての側面を見せたり(どれみちゃんがお姉ちゃんしてる回は全部泣ける)、悲しげに思い出を語るシーンが印象的。お母さんの気持ちを考えると目頭が熱くなる。
ハナちゃんのエピソード全般
輪郭がかわいすぎることに定評のあるハナちゃん
♯(しゃ〜ぷっ)は「育児」をテーマとした作品で、魔女の赤ちゃん・ハナちゃんをみんなで育てることになる。小学生が赤ん坊を育てるのでもちろん苦労やトラブルの連続であり、どれみ達はママとして精神的に成長していく。それだけでもう泣いちゃうよね……
あと、ハナちゃんが初めて喋った時マジで「喋った!?!?!!?!?」と感動してしまった。親じゃなくてもこの感動体験できるんだ……ハナちゃんは今後のシリーズでもメインキャラとして登場し、どれだけ愛を受けて育ったかを見せてくれる。泣くがな……
・も〜っと!(3期)
かよこちゃんのエピソード全般(20話「はじめて会うクラスメイト」38話「学校に行きたい!」45話「みんなで!メリークリスマス」)
クラスメイトとのトラブルが原因で学校に行けなくなってしまった女の子、かよこちゃん。どれみと出会ったことがきっかけでもう一度学校に通うことを目指し始める。
「私、消えてしまいたい…自分が情けない…消えちゃいたい」
「私がいるとみんな不幸になるんだって思った…」
「不登校」というテーマに切り込む挑戦的なエピソード。どれみちゃんがとにかく優しくてビチョビチョに泣く。これのすごいところが、ただの1人のクラスメイトの話なのに1話でさらっと済ませないところ。不登校の話にきっちり時間かけてくれるのすごく嬉しい。
・ドッカ〜ン!(4期)
40話「どれみと魔女をやめた魔女」
『ある日、どれみは不思議な女性に出会った。彼女の名は未来、もう二度と魔法は使わない決めた魔女だった。どれみはガラス細工を教えてもらったお礼に、彼女を連れて美空町を案内して回る。未来はどれみと記念写真を撮ると、魔女の世界を、あまりにも長く生き続けることの本当の意味を、知りたければ一緒に来てと誘う。』
「ガラスってね、冷えて固まっているように見えるけど実はゆっくり動いてるのよ」
「ただし、何十年も、何百年も、何千年もかけて少しづつゆっくりと…あんまりゆっくりなんで、人間の目には止まっているようにしか見えないだけ」
「でも…何千年も生きる魔女はガラスが動いているのを見ることができる。私も、いつかそれを見る」
演出、脚本、作画のどれもがシリーズを通しても特に異質な回。衝撃を受けた。「魔女になると100年単位で寿命が伸びる」という点でどれみちゃん達のシリーズを通しての最終目標である「魔女になる」ことへの疑問を投じる。魔女になるということは人間ではなくなるということ。寿命が伸びるということは家族や友達とは違う時を過ごすということ。それでもあなたは、魔女になるの?
49話「ずっとずっと、フレンズ」
『はづきの作った「フレンズ」という曲を、卒業記念におジャ魔女たちみんなで演奏することになった。そのはづきは、練習にも集中できずに失敗ばかり。実はどれみと同じ中学に通うと宣言しながら、内緒でカレン女学院を受験して合格していたのだ。最後まで迷うはづきは、どれみに本当の気持ちを打ち明ける決心をする。』
実質アニメ最終シリーズであるドッカ〜ン!は終盤別れの話が続くのだけど、その中で最も印象深いエピソード。夢と友達どっちを取るかで揺れるはづきちゃんの心理描写がすごい。ギャンギャンに泣きます……あと演出が細田守。必見。作画もすごい。
51話(最終話)「ありがとう!また会う日まで」
『おジャ魔女たちは卒業式の朝を迎えた。笑顔で家を出るどれみだったが、みんなと別れる悲しみに耐えられなくなり、学校へは向かわず、MAHO堂にこもって扉に鍵を掛けてしまう。卒業なんてしたくない…涙を流すどれみのために、はづきやあいこやおんぷやももこ、そしてハナちゃんが、クラスのみんなが集まってくる。』
「おジャ魔女どれみ」シリーズ全ての集大成。何も言うことはない。全エピソードを見てから見てね。僕は泣きました。
ナ・イ・ショ(5期)
12話「7人目の魔女見習い〜のんちゃんのナイショ〜」
『秋、どれみは新しい友だちに出会った。名前はのぞみ、みんなからは「のんちゃん」と呼ばれている女の子だ。のんちゃんは退院したら、本物の魔女に弟子入りしようと思っていた。特技はトランプの神経衰弱。まるで本当の魔法を使ってるみたいに強いのんちゃんと、どれみはトランプで魔女の修行を始めることになる。』
「ナ・イ・ショ」は「5年生になったどれみたちの秘密の内緒の話」がテーマの番外編的立ち位置の作品であり、割と大人向けな話が多い。12話はその最たるもの。とにかく見て欲しい。ズビャズビャに泣いた回。
13話(最終話)「時をかけるお雛さま〜どれみのナイショ〜」
『ある春の朝、どこからともなくやって来た不思議な女の子が、春風家を探していた。その春風家では、ひな人形を早く出せと、どれみとぽっぷが大さわぎ。不思議な女の子は、なぜかどれみのことに興味しんしん。後をつけて行くが、隠れていた木の上から落ちてしまう。その時つぶやいたのが、どれみと全く同じ口癖だった…。』
同上。メチョメチョに泣いた。見てくれ。
チョイスしたエピソードからも分かるかもしれないが無印(一期)は良くも悪くもスタンダードなので人によってはつまらないかもしれない。でも全部合わせて200話超の膨大なエピソードを見てこそ生まれるカタルシスもあると思うので、ぜひ最初から通して見て欲しい。(おすすめエピソードだけ見てなるほど〜ってなってもいいけどできれば全部見てほしいナ……長いけど……)
・おわりに(見てくれ)
こんな感じで伝わったでしょうか。でもみんな心のどこかでナメてると思う!!!おジャ魔女どれみのことを!!!ナメてりゃいいさ!!!そんで見ろ!!!見て泣け!!!そしたら感想をください。
さようなら。