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宝石の国を「食らった」

ネカフェに行って漫画を読んできた。
市川春子先生作「宝石の国」。

今から遠い未来、僕らは「宝石」になった。彼ら28人は、襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。マンガ界で最も美しい才能が描く、戦う宝石たちの物語。

既刊の半分くらいは読んでたが続きを買っていなかったのでせっかくだしと思って読んだ。前半でもう結構しんどい漫画ってことは分かってるからな……ちょっと怖いぜとか思いながらペラリ

ギャア!!!!!!!

なんだこれは。助けてくれ。誰が言ったか「最も美しい地獄」。はじめて漫画を読んで天を仰いだり突っ伏したり吐き気を催したりした。貴重な経験ありがとう。

も〜〜〜〜〜〜しんどいよ〜〜〜〜〜〜。何でこうなるの?しんどさで言うと「おやすみプンプン」くらい。鬱漫画に分類しなくて大丈夫か。
「しんどさグラフ」を作ったら直角に下に落ち続けるような作品。巻末にちょっとだけ載ってる四コマ(かわいい)が唯一の救いだけど、小回復でアイアンメイデンを耐え切るのは無理だろ。
もっ………もっ………感情が持たない………
最新刊を読んだ今1巻読んだらやばいだろうな。

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜………………………………

感情も吐き出したしここで宝石の国の簡単なプレゼンをするぞい(最悪)。

本当はちょっと、いや結構ちがうけどとりあえずは「宝石の擬人化」が主人公たちだと思ってもらえればいい。彼らは体そのものが宝石(肌に見える部分は白粉)なので、時に割れたり砕けたりする。でもくっつければ元通りなので基本不死。ただし欠ければその分記憶を失う。また、月より来る謎の存在「月人」の襲撃・誘拐に耐えつつ、「金剛先生」の元で各々の仕事を得て暮らしている。
主人公・フォスフォフィライト(上画像中央緑髪)は、不器用なうえ非常に脆く戦闘にも向かないため長らく役割を与えられていなかった。そんな彼はある日、先生から博物誌を編むようにと頼まれる。

とそんなあらすじ。

正直よく分かんねえと思うけど実際読んでてもこのくらい分かんなかったりするから、オッケー。独特かつ斬新、緻密に練り込まれた世界観&設定のオンパレードなので引き込まれることうけあい。

月人とはなんなのか?先生は何者なのか?「宝石」とは?といった謎が少しづつ解き明かされていく。

あとはとにかく絵が美しい。「見やすい」「上手い」とかじゃなくて美しい。

絵柄も画面作りも美麗かつ癖が強い。これは人を選ぶかも。

あとはもう、読んで苦しんでください。幸い連載の進みは早くないので死なない程度のスピードで読み進んでも追いつける。「救心」とか用意しといた方がいいのかもしれないけど。

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