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推し香水を買った。ハウスダストアレルギーは悪。インターネットは最悪

推し香水。推し(もとい好きなキャラなど)の情報を伝えることでイメージ香水を作ってくれるサービスである。

先日すごい急にやりたくなって、オーダーシートを書き殴り注文してしまったので記録として書いている。今回頼んだのはたぶん推し香水界で一番大手のScentlyさん。ありがとうございます。


今回注文するキャラクターはアークナイツのトゥイエさん。

かわいい
かわいい〜

選んだ理由はめちゃくちゃ好きだからともう1つ、においがしそうだから(最悪)。 

くさそうとかそういう意味ではなく何かしらのにおいがしそうという意味である。本当に。

オーダーシート(ほぼ原文ママ)

もっと書きまくれば良かったかな……事実を列挙したけど俺の気持ち的な部分も書けばよかったかな……と思いながら待つこと2〜3週間(年末を挟んだのでちょっと遅くなった)。

届いた!!!!

待ちわびた

中身は香水の小ビン(10ml)と、コンセプトカード。客の書いた怪文書を噛み砕いて、こんな風に解釈しましたよ〜という旨の文章が書いてある。

実嗅(じっかぎ)

じゃあ肝心の香水をば……

スン……

スンスン……

匂いしない

スン……スン……

水?

水送られてきた?

あっ
俺慢性鼻炎か

ハハ

びえ〜ん

鼻通ってから再挑戦

お気に入りのひざ掛けに吹いてみる。
シュ
スンスン
あっ、柑橘!?柑橘系だ。意外。柑橘のさわやかな香りの奥に甘辛い感じのスパイス?みたいなにおいがある。あ〜いい……華やかすぎず地味すぎず……気取らない感じで……不意に顔を近づけた時に香って欲しい……

なるほどね〜 ふーん……
あ、そういえばこれ時間が経つと香りが変わるんだっけ。香水って使ったことないけどホントに匂い変わんのかな…… 半信半疑だけど待ってみる。

〜数時間後〜

さて……どうか……
スン……

スンスンスン
えっすご
スゥ---
フ-
全然ちげえ!

すご〜全然ちがうじゃん。スン香水の匂いってこんな変わるんだ。エキゾチックというか、クセ強めのスパイスかお香かみたいな香りになったな。曇った感じの、苦いような、古っぽいにおい?ハーブみたいな清涼感もある。フンフンイメージとしてはアジアン雑貨店とか、行ったことないけどシーシャバーとか、そんな香り。スン好きな香り!嬉しい。

ていうか、その、あの、エロいかも。スンスン……もう顔近づけた時とかじゃない。スゥ-ッ……うなじ。うなじから香ってる。最初の香りは香水の香りって感じだけど、こっちはハーブとかを扱ってたら匂いが体に移って体臭と自然に混ざったって感じ。フンス えっちだね……
クンカ オーダーシートには大人っぽさ・セクシーさの段階を決める項目もあって、トゥイエはそんなに高くないかな〜と思って0〜5のうち3にしたんだけど……こんなに?
スゥ---……(堪能)

嗅いで改めてカードを見てみる

香水に同封されているカード。匂い成分の元、調香師の方がどんな解釈をしてこの香りを作ってくれたのかとかが書いてある。

伝えたイメージカラーで作ってくれる
ふむ……

トップノートがレモン、ベルガモット、マジョラムetc。柑橘の正体はこれか。ツンとした印象の表現だろうか。

ミドルノートがクローブリーフ、ナツメグ、エレミetc。スパイス感を担う奴ら。「クローブリーフのシャープな香りは彼女の印象にぴったりなのではないかと考えました」。おっしゃる通り。

そしてラストノートがパチョリ、ベチバーetc。オーダーシートに「雨の匂い」と書いたのをしっかり拾ってくれた。この二つが「湿った土のにおい」のするハーブらしい。そして「パチョリの種子は非常に脆く、取扱いに注意を要するところからも、彼女の繊細な一面に重なるところがある香りだと感じています」と。そういうアプローチもしてくるんだ……良いねえ……
 

推し香水としては結局どうなん?

ズバリ言えば、良かったです。3000円でこれなら良い買い物ですわ。

ただ、当たり前だけど向こうはこちらが書いたシートの情報だけを元に作ってくれてるわけで、言葉をそのまま鵜呑みにされてしまうのが難しい。
今回の場合「第一印象」は実際よりも性格悪いというか、ツンケンした感じに伝わってしまった気がする。「内面」も実際よりもシリアス寄りの解釈をされている感じ。実際は割とよく笑うし良い子なんだけど、文章を改めて見ると自分はキャラクターそのものを知ってるから脳内で補完されてしまうから違和感を感じにくいんだなあ。提出する前に友達とかに見てもらった方がいいかもしれない。

まあ、ネットでよくみる感想のように「はぁあ〜〜〜クンカクンカ調香師サマは我らオタクの怪文書を完璧に噛み砕いて理解してくださっているぅ〜〜〜」とか、「ここに推しが存在する〜〜〜!」とかはならなかった。あれは興奮する才能があるオタク。もしくはインターネット誇張表現。オタクはすぐ自分を感受性豊かな人間に見せたがる。ボケが。

せ〜の 推し香水、最高〜〜〜!
推し香水 𝑇ℎ𝑒 𝑀𝑜𝑣𝑖𝑒



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