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家づくりを考えたら読むべき!お金について考える7つのポイント
こんにちは。現在エコワークスで自邸建築を計画している営業の上野です。こちらでは、現役の注文住宅営業マンが家を建てる際に何を考えて、どんな選択をしているかをお伝えします。
今回のテーマは、ずばり「お金の話」です。
人生において一番大きな買い物と行ってもおかしくない「家」ですが、住まいづくりを検討するなら必ず今回伝えることを抑えておくことをおススメします。
1.住宅ローンを低金利で借りる方法
住宅ローンを組む際、低金利で借りられるかどうかが家計に大きな影響を与えます。特に、変動金利と固定金利の選択は慎重に行うべきポイントです。金利が低いローンを選ぶことで、返済額が数百万円単位で変わることもあります。
固定金利 vs 変動金利、どちらを選ぶべき?
私は、「変動金利」を選択します。
理由は、現在は非常に引く金利(0.3%~0.9%)程度で借り入れが可能になります。※銀行やその方の条件により多少変更になります。また住宅ローン控除が0.7%あるので、例えば0.5%で借入ができれば、0.2%のプラスになります。
今実際に検討しているのは、地銀とネット銀行です。
地銀は地元に密着しているので、土地などの担保についても条件はそこまで厳しくないですが、ネット銀行については土地の場所や資産価値が大きく影響されると言われています。
また住宅ローンを借りる際に、ほとんどの方が元利均等返済になると思います。下の図をご覧ください。
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これからわかるように最初に利息を多く払うような支払いになるので、借入時の金利が安ければ安いほど、有利に働きます。
ただ変動金利は低金利で始めやすい一方、金利が上昇するとリスクがあります。固定金利は毎月の返済額が安定するため、将来の安心感が得られる選択肢です。家族の収入状況やライフプランに合わせて最適な選択をしてくださいね。
借り入れ前に確認すべき審査基準と注意点
借入額を決める際は、一般的に言われている「年収の○倍」みたいな情報を鵜吞みにせず、しっかりとご家族のライフプランニングを話し合って決めることが大切です。
住宅会社によっては、FP(ファイナンシャルプランナーの先生)を紹介してくれたりしますので、上手に活用して自分たちの資金を明確にしましょう。
2.不要な保険を解約して賢く団信に加入
住宅ローンを借りる際に必須となる団体信用生命保険(団信)。これは、ローン契約者が万が一の時でも残りのローンを支払わずに済む保険です。これは銀行毎に団信の内容が違うので、事前に確認することが大切です。
最近のものは、低金利でありながら、がん団信や8大疾病などもついている住宅ローンもあります。1社だけでなく色々な住宅ローンを検討して自分にあったものを選ぶのがポイントです。
またすでに他の生命保険等に加入している場合、内容が重複することもあります。
不要な保険を見直すタイミング
団信に加入するタイミングで、不要な保険を整理することで保険料を節約できます。「万が一の備え」がしっかり確保できるなら、重複する保険を解約して家計をスリムにしましょう。
個人的には、掛け捨ての生命保険(月数千円)だけは残しておいて他の保険は加入していません。
会社員として健康保険に入っているので、高額医療費制度を利用できるので過剰な保険加入は不要と考えています。
3.固定費を見直して生活コストを削減
携帯料金やネット回線、見直しで得られる節約効果
毎月の固定費を見直すだけで、年間数万円以上の節約が可能です。特に携帯電話料金やネット回線は見直し効果が大きいポイントです。例えば格安スマホに変更するだけで、月々の通信費が半分になることも!
出来る限り固定費を削減できないかを定期的にチェックする必要があります。特にサブスクリプションのサービスは月々の費用はそんなに高くなくても年間ベースで考えると結構な費用になるので注意が必要です。
削減した固定費を家づくりに活用する方法
節約したお金を資産運用に活用してお金を増やすことに回すことで、支出削減→資産運用でプラスになれば効果はさらにインパクトを与えます。
4. 資産運用で未来の安心を確保する
最低3%の運用を目指すための初心者向け資産運用
資産運用は「難しそう」と思われがちですが、初心者でもできる方法はたくさんあります。例えば、インデックス投資は少額から始められ、リスクを抑えつつ安定した利回りを狙えます。
最近では、NISAの拡充により資産運用の情報もたくさん出ています。まずは1,2冊ぐらい読んでみることをおススメします。
こちらの本などは、読みやすくわかりやすい本です。
家づくりに関連する資産運用のメリット
運用で得た収益を住宅ローンの一部に充てたり、将来の修繕費用に備えることができます。「貯める」から「増やす」への一歩を踏み出しましょう。
5. 性能の高い家を建てて省エネで暮らす
高性能住宅のメリットと長期的なコスト削減効果
高気密・高断熱の住宅は、初期費用がやや高くても、光熱費の大幅削減が期待できます。一年中快適な温度で過ごせるだけでなく、家計にも環境にも優しい選択です。
省エネを考える上で大切な順序があります。
高性能な家を建てる(高気密・高断熱)
日射遮蔽や日射取得を考えたデザインを選択する
高効率の家電や設備を入れる
太陽光を設置する
以上のような順序で考えないと、性能が低くて太陽光を載せても、そもそもの家が電気をドンドン使ってしまうので、恩恵を受けるのが少なくなってしまいます。
住まいづくりを検討するときは、上記の順序をぜひ覚えておいてください。
6. 住宅ローン控除や制度をフル活用する
住宅ローン控除や地域限定の補助金は、家づくりにおける「知らないと損する」重要なポイントです。申請手続きはやや複雑ですが、数十万円単位のメリットを得られるため、しっかり調べて活用しましょう。
いまでは、YouTubeなどでもローン控除についての説明もたくさん出てくるのでしっかりと理解しておきましょう。
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この図でもわかる通り、性能によって借入限度額が変更になります。これを見ても国は性能が高い家を建てることを推奨しているのがわかりますね。
7. 収入を増やして家づくりの選択肢を広げる
副業で収入アップを目指す方法
最近では賃上げや副業の話題、またジョブ型雇用といった収入を増やす方法がたくさん出てきています。本業で頑張れば収入が増えることはそこに集中して、期待できなければ別の収入を確保するととで支払いに関する不安を払拭できるかもしれません。
まとめ: お金の計画で理想の住まいを実現しよう
今回は住まいづくりを検討する上で大切な「お金」について詳しくお届けしました。
住まいづくりを検討する方も、まだ先だと考えている人にも役立つ情報だと思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。