住宅を建てるなら『気密測定やってますか？』を質問しろ！

こんにちは。熊本県で注文住宅のアドバイザーをやっている上野です。

本日は、性能が高い会社を見分けるために、絶対にしてほしい質問についてお伝えします。

それは、『気密測定やっていますか？』

この質問に答えらない住宅会社は、性能にこだわっていないと判断しても良いです。

夏は冷房がよく効き、冬は暖かい家を望むなら、今回の記事はぜひ読んでください。

そもそも気密性ってなに？

気密性とは、密閉した気体が外部にもれない。または外部の期待が内部に流入しない性質のことです。ちょっと難しいですね。簡単に言えば、家に隙間がどれくらいあるかということです。

断熱って言葉は、家づくりを始めると、よく耳にするようになりますが、気密性までしっかりとこだわっている会社は少ないのが現実です。

そこに落とし穴があります。

冬のダウンジャケットで例えるなら、どんなに羽毛が詰まったジャケットでも、穴がたくさん開いている上着は暖かくなりませんよね。それと同じで、どんなに高性能の断熱材を使用していても、隙間ばかりの家は寒かったり、夏は冷房が効かずに熱くなってしまいます。

昔の家が寒いのは、断熱のせいもありますが、それ以上に気密性の問題も同じぐらい大きいです。

では、気密性の判断はどうすればいいのかという疑問が出てきます。その判断になるのが、C値というものです。
※C値とは、住宅における相当隙間面積のことです。 建物全体にある隙間面積（cm2）を延床面積（m2）で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。（SUUMO住宅用語大辞典より引用）

うわ、凄く難しい。

これもシンプルに言うなら、タテ１ｍ×ヨコ１ｍの壁に何cm2の隙間があるかという話です。C値１.０なら１cm2の隙間があるということですね。

ちなみに、おススメの数値は、C値１.０以下です。

気密性のことを知らなかった方は、C値の存在を初めて知ったと思いますが広告を開くと、おっと見つけた。C値！って注目するようになると思います。ぜひ、住宅会社のカタログなどで探してみて下さい。

ここで、やっと本題の気密測定の話です。

気密測定は、建物が完成した後に気密測定器をつかって、数値を測定するもので、正確な気密性が把握できます。

つまり、営業マンやカタログではC値１.０以下並みの性能の家を建てます。と言われても、建築中の施工漏れや技術不足があると、完成時の数値は全く違うということがあるのです。

これって怖いですよね。

ぜひ、『気密測定していますか？』という質問をしてみて下さい。これに応えられない住宅会社は疑ってもよいかと思います。また、追加料金いただければできますよ。というところも同じ場合が多いです。

まとめ

夏が涼しく、冬暖かい家にするためには、『断熱』と『気密』は同じぐらい重要です。

少し難しい話だったとは思いますが、とても大切な話なので参考にされてくださいね。

ぜひ、良い家づくりをするために、『気密測定していますか？』という質問を住宅会社さんにしてみてくださいね。

熊本の家づくりでなにかご相談したいことがあれば、お気軽に上野までお問い合わせくださいませ。
ko-ueno@eco-works.jp

こちらの動画も参考になります。

※2倍速でご覧になるのも、復習するためにはおススメです※