日本にたった1%の木材でつくられる家の話
住まいづくりを考える上で、構造は大きく3つあります。
・木造住宅
・鉄骨住宅
・コンクリート住宅
その中でも、日本で建てられる木造住宅は、約50%~60%と言われています。
ただ、そんな木造住宅の中でも約1%だけの特別な木材がございます。それはなにか?
答えは、天然乾燥された木材です。
天然乾燥?
初めて聞いた方もいるかもしれません。
今回は天然乾燥について約3分程度で理解出来る内容をお届け致します。
まず住宅を建てる際に木材は、しっかりと乾燥させて使用しないと家を建てた後に、木材が反ったり、強度が保てなかったり、断熱性能が担保できなくなったりといった問題が起こってしまいます。その為、家づくりに使用する木材はしっかりと乾燥させなければいけません。
その乾燥方法には、大きく2つの方法がございます。
①人工乾燥・・・99%
②天然乾燥・・・1%
人工乾燥と天然乾燥の違い
人工乾燥とは、木材を伐採した後に、大きな釜に入れて50~100℃で一気に乾燥させる方法です。すぐに材料として使用できるため約99%の住宅会社がこの方法の木材を利用しています。
逆に、天然乾燥の木材は、天日干しで約1年~3年ほどじっくりと乾燥をすすめる方法です。材料として利用できるまでに時間がかかるために、その間の在庫リスクがあるので、なかなか取り組みが難しいんですね。
天然乾燥のメリットについて
1つは、木の香りが残ることとシロアリに強くなることです。人工乾燥をする際に、高温処理をするため、木の樹液が流れ出てしまって香りやシロアリに強い成分が飛んでしまうんです。
2つ目は、地球にやさしいというメリットです。人工乾燥で木材を乾燥させる場合は、ボイラーで重油を利用します。すると相当な家一軒あたり約4トンのCO2が排出されてしまいます。これが天然乾燥になれば、ほぼゼロとなります。
~まとめ~
今回は、天然乾燥についてお届けしました。
木が本来持つ香りとシロアリに強いというものを残しつつ、地球にも優しい天然乾燥が、採用されていけば本当にいいんですよね。
ぜひ、あなたも天然乾燥木材で建てられた住まいを体感してみてくださいね。
今回も動画で紹介しているので、ぜひご覧くださいね。
(※2倍速で内容を復習するのも、おススメです※)
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