キッチン設備は見ないで!正しい住宅展示場の歩き方
こんにちは。熊本県で住宅アドバイザーをしている上野です。
さて、本日は、『モデルハウスでキッチン設備は見ない方がいい』について書いていきます。
住宅選びをする上で、多くの人が住宅展示場に足を運ぶと思います。展示場の玄関を開けると、大きなLDKがあり、高級なキッチンが置いてあります。その豪華なつくりに誰もが一気に夢がひろがります。
しかし、実際に展示場にあるキッチンをそのまま採用する人は、ほとんどいません。つまり、住宅会社の一種の罠です。笑
では、どのようにモデルハウスを見ればいいのでしょうか?その答えを本日は、短くお伝えします。
~モデルハウスの正しい歩き方~
①『住まい心地』に重点を置いて時間を過ごす
まずは、『住まい心地』に重点を置いてください。具体的には、腰かけられるスペースや椅子に座って、部屋をじっくりと眺めながら、実際に住んでいることを想像してみてください。
多くの人は、一目散にLDKにおかれたキッチンに足を運びます。しかし、冒頭にも書きましたが、住宅展示場にあるようなモデルハウスは、どこも最高級クラスの設備が備えてあります。デザイン性も機能美も完璧です。
ぜひ、金額の質問をしてみてください。多くの住宅会社が、「追加で○百万円が必要となります。」という返答になると思われます。
これは、現実的ではないですよね。
だからこそ、『住まい心地』に集中することで、全体の家の雰囲気を感じることが出来ます。
②大開口の窓に質問を投げかける
椅子に腰かけ、周りを見渡すと大きな大開口の窓が目に入ります。大きな窓は解放感もあり、外の景色もよく見えます。こんな窓の向こうにお気に入りの草木を植えて、くつろぐ自分の姿を想像します。
今の所、最高のシチュエーションです。がしかし・・・
季節によって変化しますが、住宅の窓から60%~70%の熱交換が起こります。つまり、大開口をとる上で大切なのは、しっかりとした断熱性能がある住宅かを確認する必要がります。
また、窓が大きくなれば壁や柱の量も減ります。場合によっては、耐震性にも関わってくる部分です。
だからこそ、大開口をとっても断熱性能があるのか。また耐震性は確保できるのかを、ぜひ対応してくれた営業マンやアドバイザーさんに聞いてみて下さい。
その質問に、堂々と答えることができる会社は、安心ができる指標にもなります。
③エアコンの台数と設定温度を確認する
展示場にいくと、ほとんどの営業マンが『断熱性能』について話してきます。難しい数値の話や断熱材の話など、初めて家づくりする人には、理解できないような内容を伝えられることもあるかもしれません。
大丈夫です。初めの段階ではそんなに気にしなくていいです。
本当に夏涼しく、冬寒いのかがわかる方法があります。それは、展示場に何台のエアコンがあり、温度設定は何度設定しているかを確認してみてください。
これで、性能に詳しくなくても家の性能が大まかにわかります。
~まとめ~
住宅展示場の正しい歩き方は、理解できましたでしょうか?
①住まい心地に集中する
②大開口の窓をチェックする
③エアコンの台数と設定温度を確認する
なかなか展示場でリアルなお住まいを想像することは難しいです。しかし、本日紹介した3つのポイントを大切に見学するだけで、これからの家づくりの参考になること間違いなしです。
今回の3つのことを意識して、こんな家に暮らしてみたい!と感じた人は、ぜひ、次のステップに進んでくださいね。
熊本の家づくりでなにかご相談したいことがあれば、お気軽に上野までお問い合わせくださいませ。
ko-ueno@eco-works.jp
一部内容を追加して動画配信していますので、ぜひご覧ください。
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