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今週の住宅関連ニュースまとめ

こんにちは。現在エコワークスで自邸建築を計画している営業の上野です。

こちらでは、現役の注文住宅営業マンが家を建てる際に何を考えて、どんな選択をしているかをお伝えします。

今回は、住宅を建てる際に知っておくと役に立つニュースをお届けします。

①ネットバンクの住宅ローン競争が激化

ネットバンクは住宅ローンが収益の柱にしているところが多く、金利を安く設定し、顧客獲得に動いています。

そんな中、auじぶん銀行が変動金利の最優遇金利を0.479%→0.344%に引き下げるとの事です。各社の銀行が金利を上げている中、引き下げはビックリです。

地方銀行や大手銀行は、企業への貸付など収益が多数あるため、住宅ローンの金利も国の政策金利上昇に影響を受けやすくなっています。

実際に、前回の日銀による政策金利を0.25%上げた際に、ほとんどの銀行が変動金利を0.15%UPさせました。

それに比べてネットバンクの住宅ローンは、0.1%UPだった所が多かったです。

ただネットバンクを利用する際の注意点があります。

それは、ズバリ「担保価値」を重要視されます。

そのため仮審査は、年収や自分の借入状況などで承認してもらえて、本審査で担保価値を検討した結果、不承認なんてことがあります。

そのため住宅ローンの審査は、大手・地銀+ネットバンクみたいな感じで審査をしておくことがおススメです。

最終的にどこを利用するかは、住宅ローン実行前に決定すればOKです。

性能が高く、省エネな家に補助制度が充実

今回は、国が(GX)志向型住宅という超省エネ住宅の区分を新たに設置したそうです。

GX志向型の住宅はZEH水準よりも性能が高い断熱窓や断熱材、効率のよい給湯器などが必要になる。再エネ活用のために太陽光パネルや蓄電池なども備えなければならない。(※日経新聞電子版記事より引用)

昨今では、断熱等級が新たに設けられたり、住宅ローン控除も性能などにより控除額の上限が変更になったりと、省エネな住まいの普及に力を入れているのがわかります。

これからの補助金なども高性能で省エネな家に対しての優遇となるのは明らかです。

ぜひ、住まいづくりをする上で、性能についてもしっかりと理解を深めてください。※参考になる動画を紹介します。


短期プライムレートが引き上げ

こちらも金利にかかわるニュースです。

国内銀行の新規貸し出しの平均金利は0.951%だったのが、2014年9月以来、10年ぶりの高水準となったようです。

これがいわゆる短期プライムレートといわれるものです。

この貸出金利が上昇すれば、一般的に変動金利の利率がUPします。ちなみに固定金利については、長期の国債レートに関連して上昇します。

つまり、今回は短期プライムレートがUPしたから、変動金利がUPしたということになります。

12月18〜19日にも金融政策決定会合が開かれます。こちらで再度政策金利を上げることが決まれば、更に変動金利がUPする可能性は高まります。

そんな中で、私は自宅を建てる際に「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶか?

それは、変動金利です。

今の状態でも、変動金利と固定金利では1%以上の開きがあるので、そこを考慮すれば、変動金利が有利だと考えているためです。

ただ、支払いがUPするのに不安を感じる人や計画的に住宅ローンを考えたいという人は固定金利を選択するというのもアリです。

まとめ:住宅関連ニュース

今回は、住宅ローンに関わるニュースや国が省エネ住宅を推奨しているというニュースをお届けしました。

これまでずっと変わらなかった変動金利が変更になり、住宅ローンについて不安に感じている人は、ぜひ参考にしてください。



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