停滞おじさんFMC
FMC Advent Calendar 2019 20日目の記事です。
うかれぽんちなのでふーみぃ (18日目の人) と一緒に遅刻魔でごめんなさい。彼の分も謝ります。
DRの時代においていかれた人間どころか、EO firstすらままならない人間なので、ナイーブなブロックビルディングでいきます。
スクランブル
1回目のやつ。
R' U' F L D B' R2 D2 U2 R2 F L2 F' D2 F' L' R' U B' L2 B L D2 R' U' F
回答 (31手)
L2 R D2 R' D B L B L2 B'
U D B' U2 B D2 F2 D B' D'
F2 D U B L F U' B2 R' F2
B
自分のFMCの進め方
FMCではキューブ3個持ち込み可能です。
それぞれのキューブをA, B, Cとします。
自分は試技が始まった瞬間キューブCをインバーススクランブルで回して「インバースの見本」とします。
ノーマルスクランブルの図は紙に書いてあるけど、インバースは図が無いのでキューブCをインバーススクランブルの正解図とします。このキューブは基本的に試技が終わるまでこれ以上操作しません。
しかし、キューブCはインバーススクランブルを回し間違えているかもしれません。そこで次にキューブBも同様にインバーススクランブルして、キューブBとキューブCを比較して、一致していればキューブCはインバース回し間違えなしヨシ!ということにします。ここでどちらのキューブも一致していて回し間違えているという可能性は限りなく低いからです。
キューブAはノーマルスクランブルでスクランブルします。
ノーマルスクランブルは正解図が紙に書いてあるのでそれで一致しているか確認します。
これで準備は完了で、次のように探索するのが自分のスタイルです。
キューブA (ノーマルスクランブル):
ノーマルスクランブルから探す用。
キューブB (インバーススクランブル):
インバーススクランブルから探す用。
キューブC (インバーススクランブルの見本):
インバーススクランブルの正解図としてしか使いません。試技が終わるまでこれ以上操作しません。
ただし、キューブAとBは探しているうちに時と場合により臨機応変に役割は変わります。
ちなみに、自分は時間がもったいないので、ノーマルスクランブルもインバーススクランブルも解答用紙には書きません (昔は書いていました)。
回答の解説
ノーマルスクランブルでもインバースでもペアがすでに1個そろっていることがわかります。
このペアを利用してブロックを拡張させていくのもいいですがすぐにうまい方法が思いつかなかったので、このペアを保存したまま別のブロックができないか考えました。
インバースでいきます。
(B' F2 R)
でスクエアができて
(B2 U F')
でさらにもう1個ペアができつつ2x2x2ブロックができます。
6手以下でできる2x2x2を他にはすぐに見つけられなかったのでこれでいくことにします。
ノーマルに切り替えたらわかりやすかったので、ノーマルにスイッチします。
すでにそろっているペアを使って、
★ R D R' D2
or
★ R D2 R' D
のどちらかで2x2x3がそろいますが、せっかく最初にそろえたペアがくずれてしまうので、★に L, L2, L' のいずれかを挿入します。
L, L2, L' の3通りと 2x2x3 を作る2通りをあわせて6通り試してそれぞれの続きも軽く試したところ、
L2 R D2 R' D
が次に続けやすそうだと思ってこれでいくことにしました。
ここまででだいたい25分経過しました。
この後は、
B L B L (L2)
or
B L B L2 (L')
のどちらかで F2L-1 ができます。
後者 B L B L2 (L') のほうがエッジ合わせが簡単だったので、こっちでやることにして、ここまでをまとめると
(B' F2 R B2 U F') // 222 (6/6)
L2 R D2 R' D // 223 (5/11)
B L B L2 (L') // F2L-1 (5/16)
B' U B' U' B // L5C (5/21)
で last five corners (CP5) となることがわかりました。最後にせっかくそろえたペアを壊しちゃいますが仕方ないとします。
ここまでで経過時間は約35分です。
インサートに15分かかるとして、あと10分で超絶な解法がなければこれでいくことにしました。
無かったので、このスケルトンに決めました。
インサートします。
ちなみに、自分はインサートは後ろから探す派です。
L2 R D2 R' D
B L B L2
B' U ★ B' U' B
L F U' B2 R' F2 B
★ D: B' U2 B = D B' U2 B D' ☆ B' U2 B // 3手キャンセル
☆ D' F2 D: B' // 3手キャンセル
スケルトン21手、8手インサート2回、それぞれ3手キャンセルなので、合計は
21 + (8 - 3) * 2 = 31 手
回答の手順は冒頭に書いた通り。
Optimalは28手らしい。インサートわからん。
(ところで Insertion Finder のURLってIDが振られているかハッシュ値が計算されてるかして同じ計算結果のページに飛ぶようになってる?)
考察とまとめ
こんな感じでナイーブな解法を数年間続けているので、FMCの公式記録は3年ぐらいほとんど変わっていないです。
キューブのセンスがある人を除けば、コンスタントに sub 30 残したいならどんどん新しいトレンドを取り入れないといけませんね。EO first とか DR とか。
もはやこれらは基礎技術になっているのでたいして新しくないかもしれないけど。
停滞おじさんは停滞する。