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New Album"ESTONIA"完成!

僕のソロプロジェクトであるelectronic greenのアルバムが完成しました。
タイトルは「ESTONIA」。

今回のアルバムは7月にエストニアのツアー中に僕の中から湧き出てきたり、降りてきたり…と音楽欲で心と脳が破裂しそうになっていたので、ほぼ毎日空いてる時間に部屋に篭って録音したりしていました。
タルトゥの公園にあった楽器になっている芸術作品を実際に演奏して録ったり、夜の虫の声を録ったり、朝の鳥の声を録ったり、玄関にあったピアノを勝手に弾いて録ったり、毎朝飲んでいたコーヒーマシーンの音を録ったり、タリンの空港でマイクを立てて録ったり…

この瞬間に録らないと、日本に帰ったら絶対に出てこない音楽たち。

はっきり言って僕のエストニアの旅行記です。これを聴くたびに作った時の風景が鮮明に見えるので忘れない…僕はね。

僕のソロプロジェクトは、とにかく売れない(笑)。そして「あの曲が良かった」という感想はほとんどなく(笑)。
その時その時に僕の中で流行っている事、興味がある事を音楽にしているから、僕以外の人のご機嫌を伺う事はない。
でも、きっとコアなファンがいることも知っている。その方たちはきっと外で「electronic greenよかったわよね」と言いにくいんだろうね。それか一人で楽しみたいからそ言いたくないか。
そういうの隠れ信者みたいで好きよ(笑)。

アルバムのジャケットはこんな感じ。

収録曲はこんなかんじ。

ESTONIA
1 SEENED 713
2 TAIMED 713
3 öö  715
4 Veski 719
5 Viski 720
6 Viitina noortetuba 721
7 Hommik 722
8 Coffee Machine 722
9 Tallinna lennujaam 722
10 Näeme jälle!

タイトルに日にちも表記してある。
そして、殆ど読めないし発音できない…。このエストニア語は正しい、とエストニアのMariさんがチェックしてくれました。

Mariさんには最初に聴いてもらいたかったのでね。「良かった」他、とても嬉しくなる感想をいただきました。ソロで正当や評価をされたのは初めてかもしれません。

元々、ソロを始めたのは「海の向こうの人に届ける、ユーラシア大陸の極東の島国にエレキチェロ奏者がいる」という気持ちからスタートしていて基本的には実験音楽です。

やっと目標のひとつが叶った。
ここがゴールではなくて、ここがスタート。スタート地点に立つのに25年も経ったけどね。

過去には「よく腐らずに続けてますね」と年下のミュージシャンに言われたこともある…まぁ、キミの感覚からしたら僕の音楽なんて「お金にならない」ですし、エレキチェロだって需要はそんなにないからね(笑)。

僕は自身の物差しで測っているし、周囲の視線を気にしてる音楽は作れないのですが、そんな事すら気にしなくなりました。

次の目標はヨーロッパでソロライブをやる事。出来ればツアー。その為には…さすがに英語を勉強しないと……。


こんな新譜、そのうち通販も始めますが、できれば僕の出演するライブ会場でお買い求めくださいね。