「イタリアンパセリ」と「フレンチパセリ」
パセリというと、ギザギザの葉がカールしたような感じのものが一般的。料理の付け合せでよく出てきますが、どうも端に追いやられて残されるイメージ。
飲食店ではよく使われる割に人気野菜とはとても言い難いです。
あの独特の香りと苦味でさけられるのかなと思いますが、単なる飾りとしか認識されてないような気もします。
こたろうファームではパセリも作ってますが、形が平べったいイタリアンパセリも。
見た感じパクチーやせりとも似ています。
細めの茎の先に葉がついているイメージ。
パセリもイタリアンパセリも、そしてパクチーもせりも「セリ科」
似てるのも納得ですよね。
さてこのイタリアンパセリ、レストラン需要が高い野菜です。
パセリより苦味・えぐみが強くなく、茎もやわらかいため非常に食べやすく、それでいて自己主張してくれる味です。
サラダにちぎってちらしたり、カルパッチョやマリネに添えたり、肉料理や魚料理と一緒に食べたり。オイルパスタにどっさりのせるとおいしいらしいです(まだ試したことないですが)。
万能な使われ方しますよね。形もかわいいので、うまくお皿に添えることができれば素敵な飾りになります。
もちろん食べられる飾り。ちょっとおしゃれな一皿になるかと。
似た名前のものに「フレンチパセリ」というのがあります。
イタリアンとフレンチ、何が違うの?というところですが、このフレンチパセリは「チャービル」「セルフィーユ」とも呼ばれています。
チャービルは英語名、セルフィーユはフランス語名。
こちらもセリ科ですが、属が違います。
パセリ・イタリアンパセリ=オランダゼリ属
フレンチパセリ=シャク属
シャク属といっても芍薬(しゃくやく)ではありません。芍薬はボタン科です。
生物学的な説明されても、じゃぁ味はどうなの?というところですよね。
フレンチパセリは「美食家のパセリ」とも言われ、イタリアンパセリより葉のギザギザが細かく多いです。
味は?
ごめんなさい、大きな違いは正直わかりません。食べたことはありますが、こたろうファームでは作ってないので、比較しようがない。
というわけで、今年もイタリアンパセリは作っていますが、フレンチパセリも挑戦してみます。
日本のパセリも作るので、うまくいけば3種類。
パセリの食べ比べもおもしろいかもしれません。
うまくいくかどうか、皆様にお届けできるかどうか、乞うご期待(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?