1周逃げてもとに戻るの巻
ぐるぐる回る、行ったり来たり、1歩進んで2歩下がって3歩進んで1歩下がる。なんとももどかしく、結局もとに戻る毎日。逃げを宣告したところで逃げられるわけでもなく、今日はマルチ張りなんかしながら「那須高原こたろうファーム」ってなんなの?と自問自答の時間を過ごす。
悩んでも仕方ない、とにかく言葉にしなきゃだめだ
こんなフレーズばかりが頭をよぎる。
いくつになっても悩みは尽きないものです。
このツイート、#かん味処の1回目の講座の前にツイートされてたもの。
「あなただから買う」
これ読んだときに「ああ、そうなのか」と思いました。
農業始めてからすごく感じること。もちろん前職でも感じないわけではなかったけど、自分の手で作ったものを販売しているからなのか、余計に強く感じる。
じゃぁ、お客さんはなんで「私から買う」のか?
実直にものづくりをし、拙い言葉でも私自身から、またYOKOさんのフィルターを通して、そしてYOKOさん自身の言葉で伝えたからなのか?その言葉に嘘偽りがないことが伝わったからなのか?
あ、言葉だ!
人に伝えるには、買う前は特に「言葉」がすごく大切。あたりまえです。でもそれに気がついていても、追求する人はおそらくごくわずか。そのごくわずかの人でありたい。
逃げ回っていてもダメだし無駄だし、1周回ってもとに戻るのなら最初から追求すればよい。
こんなことをつらつら書いていたら全世界発信のSNSツールでご注意をいただきました。
冗談でいうことでもなかったですね。反省してます。
ボケとツッコミ
漫才ではありません。
お客様にツッコむすきを与えることで関係性が構築されるということ。
お客様になにかを伝えるとき、伝えたいとき「自己満足」を全面に押し出し、どう反応していいのかわからないとき、お客様はどういう反応をするのか。たぶん、
「へぇ~~~、で?」
「いいわね~~~、だから?」
ああ、意味のないやりとりをしてしまったというのは後の祭り。発する前にちょっとでいいから立ち止まって考えればいいんですよね。
とはいえ、かなり高度なテクニック。なれてる人にとってはどうってことないんでしょうが、いざ使おうとしてもなかなか出ることではない。
意識する、お客様の反応を想像する。その反応が違った反応になることがほとんどだろうけど、一度立ち止まって考えることが意識の変化を生み、すこしずつ進んでいくんだろうな。
1歩進んで0.9歩下がって・・・
0.1歩って進んでいないようだけど、この積み重ねが大事。
「使われる」文章を書く!
きれいだから使われるわけではない。使ってほしければ「使われる」「使いたいと思う」文章が必要。
彩り豊かな高原野菜をご自宅にお届けします。
よく使うフレーズなんですが、
彩り豊かってなに?
高原野菜の具体的な定義は?
自分が作っているから「彩り豊か」はビジュアルで想像できる。そして高原エリアに住んでいるから高原野菜がなんとなくわかる。
自分の主観を言葉にしただけだったんだ。実は通じるお客様もいるんですが、そのお客様はこたろうファームをすでに知っている人。
お客様は「こたろうファーム」
・どう思っているんだろう?
・どういう言葉で表してくれているんだろう?
そこでおそらく「彩り豊か」は使わないと思う。
例えばだが、もっとシンプルな言葉で
「きれい」
「カラフル」
「おいしい」
そして「楽しい」
自分の伝えたいこと、お客様が自然と使ってくれる言葉。ちょっとすぐには見つかりそうもない。
当面今のままのコピーでいくことになるが、お客様との会話のなかで探ってみたい。
そのままコピーとして使えるものがたまたま見つかるなんて、そんなに甘くないことは当然で、そこをヒントにまた頭痛を抱える毎日になりそうです。
6月から産直ECで販売開始予定
先日審査も通り、販売開始します。
これまでは自社HPや口コミのみでなんとかやりくりしてましたが、大きなプラットフォームで販売するのは初めてです。
コロナ禍ということもあり、販路開拓のひとつ。
ただ、出す以上は結果を残さなければ意味がありません。
その結果を出すのは、大通りに店を構えた当店に、いかに立ち寄ってもらうか、そして買っていただくか、それを伝えるのは
「言葉」
12文字
簡潔さ
右脳情報?
左脳情報?
記号(【】)などはいらない
「きれい」より「使われる」文章
店のイメージは?
商品のイメージは?
春夏野菜で忙しく畑仕事をしてますが、考える要素は沢山すぎるほどある。でもここ1ヶ月で道筋を見出し、「言葉」で伝えていきたい。
明日はじゃがいもの種まきとにんじんの種まきをします。
種まきの仕事内容をわかりやすく言葉で伝えてみようかな。その文章のなかからなにか見つかるかもしれない。
やってみよう!