今の気持ちを忘れない。「企画メシ」と「言葉の企画」5月の開講を見送ります。
今、何を企画するか、試されている。
半分は強がりで、もう半分は本気で思ってます。
この3月末。連続講座「企画でメシを食っていく2020」と「言葉の企画2020」の5月開講を見送りました。
「5月開講を見送る」と書いたものの…じゃあいつ再開できるのか? それは正直わからなくて、数カ月後かもしれないし、来年になるかもしれない。それでも。今は見送ることを最善と思い、この決断をしました。
さけるチーズが好きで、食べる時は、小さく、小さく、さきながら、にこにこしながら食べてます。「開講を見送ります」その連絡を、登壇をお願いしていたお一人おひとりに連絡するのは、心が、小さく、小さく、さけていくような痛みがある。さみしい顔をしている。
ふーう。くやしいなあ。準備してきた半年間。やりたかった。
「企画でメシを食っていく2020」はゲスト講師の方が決まり、きっと盛り上がるだろうな、と感じていたし、「言葉の企画2020」は「動学」を掲げて、「ここに行けたらいいね!」と絞り込めていたところだった。そして今、このタイミングは「動学」じゃなくて「座学」で行くべきだ。
「今年は、自宅でメシを食っていく、だね」
卒業生と軽口をやりとりしつつも、気持ちはまだ浮かない。
「リアルの場での学びをとことん大切にしてきたけど、転換期なのかもしれない」
そう、卒業生の集うFacebookのグループに書き込んだら「でも、あの空気がなかったら、変われなかった人も多い気がします」とコメントも。わかる。リアルな場の、熱だよなあ。
今、何を企画するか、試されている。
冒頭の言葉に戻る。「企画でメシを食っていく」を5年間やってきて1つ確信があって。今こそ、どう企画するかが問われているし、今だからこそ、企画できることがあるはずと思うこと。
逆境は企画の母。
感情と情報の雨風を自宅でしのぎながら、そう思うところからはじめていく。刊行した「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」にも書いたエピソード。
シンガーソングライターの向井太一さんと共作詞した楽曲「FLY」のことを思い出す。
FLYとは?
飛躍→しゃがむこと
実は…「しゃがむこと」なんじゃないだろうか。
今は、精一杯、しゃがみたい。
「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」
ドイツの宗教改革者のマルティン・ルターが言ったとされるこの言葉。
今は種を蒔こう。しゃがんで、地に足をつけて、見つめて、種を蒔こう。いつか果実を実らせるために。
開講は見送るけど、この気持ちは忘れない。
ということで、みなさんいつかきっと会いましょう。
その日まで、うがい、手洗いで、すこやかに…!
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