ちゃんと終わるからまたはじまる #企画メシ の今後について

終わる、ということの大切さを感じる。

終わりがあるから底力を発揮できる。

あと少し、という粘りで、自分でもびっくりするくらいの力を引き出したりする。

終わりがあるから今を大切にできる。

そこに漂うさみしさの中に、うれしさを見出すこともできる。

僕らが十代の頃から当たり前の様に接してきた「卒業」ってやつは、人を大きくさせるよくできた仕組みだなと最近考えていた。

2018年10月13日（土）、横浜みなとみらい・BUKATSUDO講座「企画でメシを食っていく」という半年間にわたる営みが終わりを迎えた。

企画でメシを食っていく

立ち上げたのは2015年。そこからもう4期目。毎年10名のゲスト講師の方をお招きして、企画書を通じて学びを深めていく。

課題に取り組む時間は真剣そのもので、伝わったらめっちゃ嬉しいし、伝わらなかったらかなり悔しい。

ともに企画する30名程の同期がいる。友であり、ライバルでもある。「そんな風に考えられるんだ！」企画というのは内面の発露だから、見せ合うことで刺激もびしばし受ける。

高揚と反省を繰り返す熱のある日々は、考え方すら変えていく。企画のノウハウ、テクニックがどうこうということではなくて。企画を贈る相手を驚かすこと、喜んでもらうこと、大切な心構えが見えてくる。以前、「人が環境に適応する動物なら、行きたい環境に飛び込めばいい」というnoteを書いた。ここに真剣を笑う人はいない。斜に構えてること事態が恥ずかしくなる。心と体が動きはじめる。どんな壁がやってこようと「なんとかなる」と少しずつ自分を信じられるようになる。

先週の土曜日が最終回ーー

こうして日々は過ぎていくけれど、一人ひとりの気持ちに触れられた温かな余韻がいまだに残る。このうれしいさみしさは、4回経験しても馴れることがない。みんなが帰った後、立ち尽くして眺める、がらんどうなホール。ちゃんと終わった。だからまた、この空洞を埋めたくなる。出会いと再会の場をつくることによって。

この先つづけるのかどうするのか、ちゃんと悩んで、ちゃんと決断したから、その日も、胸を張って発表できた。

2019年から、「企画でメシを食っていく」は２つになります。

ひとつ目は「企画でメシを食っていく2019」

これまでと同様にやります。人数は30名程。応募者多数の場合は選考も。5月4日（土）スタート予定。そこから隔週で全12回。いよいよ5周年、5期生。もう既に準備をはじめていて、来年の3月に発表できるように進めています。

講座に、サロンに、いま学びの場が増えていること、すなわち選択肢が増えていることはすごく良いことだと思っていて。それゆえに、ミスマッチは防ぎたい。来年の3月〜4月にかけて、ここがどんな場なのかを伝える、プレイベントを行う予定なので、興味を持ってくださった方はぜひお越しください。

ふたつ目は「言葉の企画2019」

「言葉の企画」を生業とする僕が、全6回の講義を受け持ちます。「企画でメシを食っていく」の中にある1コマでは到底伝えきれなかったことがありました。変化する社会環境、仕事環境にアジャストさせながら、そしてこれまで40名のゲスト講師の皆さんから学ぶ中で磨いてきた「言葉の企画」を全6回で共有したいと考えています。現状は、下記のカリキュラムを想定しています。

この一連の流れを教科書になるよう、文章に落とし込んでいきたいとも思ってます。実は今年から「言葉の企画」はスタートしていて、来年は広く募集します。会場の広さと相談しながらですが、希望する人全員が受けられるようにしたい。こちらも、5月4日（土）スタート予定。そこから一ヶ月に一度で全6回、半年。（企画メシ2019と同時に参加することも。同時は、半端ない半年になります。企画メシの卒業生1〜4期も参加可能）

とてもありがたいこと「来年どうなりますか？」とに気にしてくださる方もいて、少しでもはやくお伝えできたらと思い、noteに書きました…！

自分で書いていて気づく。やっぱりこれは超大変だ。単純に考えて2倍しんどい。だけど、2倍よろこびが増える、とポジティブ変換して来年に向けて動き出している。いつまで続けられるんだろうか、それを考える上でも大切な5年目。

ちゃんと終わらせるから、ちゃんとはじまる。

「企画でメシを食っていく」をはじめた時の思いは、書籍「待っていても、はじまらない」の第6章に書いていますので、もしよろしければこちらも合わせてぜひ。

また、いくつもの新しいきっかけがはじまることを今から楽しみにしながら。