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お前はこれまで仕事で何人幸せにしてきた?先輩にそう言われて #はっとした
「趣味は何ですか?」
「えーっと、うん、数年前の自分自身のツイートを見ることです」
そう答えるくらいに、過去の自分のツイートを見ている。
指をスライドして、スマホのアプリを何タップかで過去の自分のツイートを見ることができる。タイムマシンはいまだに発明される気配はないけれど、僕にとってスマホはほぼタイムマシン。かなりその役割を果たしている。
自分なんだけど、別人みたいで。変わってないようで、変わったようで。
過去は文字になってただただそこにいる。あちらは何もしてこないけど、こちらが思いを馳せると心があちこちに動く。
著書「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」を書いている時もよく過去の自分に会った。ぽんと肩に手を置かれたり、バシッと背中を叩かれたり。そう、とくに #はっとした シリーズがいいのだ。
ここぞ!のタイミングでカメラのシャッターを切るように、心がドキッとした時に、逃さずに文字にする。情景が浮かぶ言葉、思いを巡らせたくなる言葉。分かち合いたくてTwitterで書いてきたこと。アルバムを眺めるみたいに、ハッシュタグで心の動きを見ることができる。
2016年からだ。4年前あたりの10ツイートを今日は紹介したい。
お前はこれまで仕事で何人幸せにしてきた?先輩にそう言われて #はっとした。仕事は自分の出来る何かを相手に贈ること。幸せになる人は多い方がいい。がんばります。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) February 11, 2016
がんばりますって、そうだよな。仕事は相手を幸せにするためにある。そして、自分が幸せになるためにするものだ。この言葉は時折思い出しては、ゆっくりじっくり反芻している。
親友の条件って、劣等感の交換をできているかどうかだと思う。先輩からそう言われて #はっとした。俺はあいつより勝ってるなんて思わない関係。お互いがお互いを認め合いながら、補い合える関係。確かにそれは親友だなと思った。無理に格好付ける必要のないふたり。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) February 16, 2016
劣等感。ダメダメだぜ俺は、という姿。そこを見せることができる人は、格別で、特別で、親指から数えて薬指くらいまでしかいない。
迷わなければ迷路からは出れない。土屋太鳳さんの情熱大陸を見ていて #はっとした。迷うことはなにも悪いことじゃない。いつか出口にたどりつく。だからきっと、歩みを止めないことが大事なんだ。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) March 7, 2016
だいすきな言葉だ。迷おう。どんどん迷おう。
文句を言うのは半人前。行動を起こして一人前だよ。もう働いてるんだから。先輩からそう言われて #はっとした。口を動かしたら、手足も動かそう。なにかを実現している人は本当によく動いているもんな。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) March 28, 2016
今、世の中大変だけど、どうするかを僕とあなたとみんなで考えたいよね。
「向いてると思うよ」と誰かに言われたことは、積極的にやることにしてるんだよね。友人からそう言われて #はっとした。自分より他人の方が、自分を冷静に客観的に見てくれる。なにより「向いてる」ことを認めてくれる人が少なくともひとりいるというのは大きい。道しるべになる。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) April 24, 2016
向いてるって言葉は、探しものをしていて、あっちにいくといいよと言ってもらえたような心強さがある。
巻き込み力より巻き込まれ力の方が大事かもよ。友人からそう言われて #はっとした。だれに、どんなことで頼りにされるのか、巻き込まれるのか、それが日々築き上げてきた関係性なんじゃないかと。巻き込まれて、巻き込み返せたら、それはぜひ取り組むべきなんだろうな。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) April 24, 2016
そう、巻き込み上手な人は、よーく見ていると、けっこういろんなことに巻き込まれている。
新人の時は助けてもらうことに臆病にならなくていいと思うよ。友人がそう言っていて #はっとした。感謝の気持ちを忘れないことが前提だけど、本当は頼られた方もうれしい、自分の得意なことで相手の力になれることはよろこびでもある。最初は助けてもらう力が大切だよと、友人は言っていた。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) May 2, 2016
助けてくださいと言うこと、言えることって、すごいパワーだ。
自由とは、自分の好きなことをすることではなく、自分のやりたくないことをしないこと。ルソーの言葉に #はっとした。好ましい流れにうまく乗りながらも、好ましくないことを遠ざける努力はする。好きという限定的な範囲で捉えるのではなく、確かにその方が、自由の範囲は広くなる。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) May 4, 2016
ルソーさん、すごいっす。辞書に載せたいくらいの本質的な話。あなたは今、自由ですか?
運ってないんだな、縁だなと日々思います。後輩の言葉に #はっとした。出会いを大切にする、感謝を伝える。積み重ねた縁が運を連れてくる。その運が新たな縁をつくる。良いサイクルをつくれたらいいなと思った。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) May 16, 2016
そう、運は縁が連れてくる。
「どうやって育つ人を採用してるんですか?」先輩に尋ねたら「すこし極端に聞こえるかもしれないけど、人は育てない。勝手に育つ人しか採用しないよ」そう言われて #はっとした。「育つ育てる」という意識が強かったけど、ぐんぐん伸びてる人は確かにたくましく勝手に育ってる気がした。
— 阿部広太郎 (@KotaroA) May 24, 2016
誰かにとやかく言われなくても勝手に育ちたいよね、そのためには環境を選ぶことが大事なんだろうな。
◆◆◆
こんな風に、過去の自分と話すことができる時間は、気の合う人とキャッチボールをしているみたいにたのしい。
このnoteの、サムネイルの写真は、連続講座「言葉の企画2019」に通ってくれていた写真家の岩本彩さんが撮ってくれたもの。はっとしてる時、真剣な表情の時もあるだろうけど、僕は笑顔でもある気がしている。
本の発売日まで意欲的にnote書いていきます。
予約いただけたら(読んでいただけたら)めちゃうれしいです。
それでは、また書きます!
未来の自分に向けて #はっとした をこれからも書き留めていきます。
つかむ手のイラストがいいね。つかむ✊じゃなくて、つかもうとする✋。差し出すみたいに優しくていい。本を手に取ると握手しているよう。そう友人に言われて #はっとした そこに込めた何かを見つけてくれること、その気持ちにぎゅっと心をつかまれる。どう見るかで、見え方が変わっていくんだな。 pic.twitter.com/iiC652dJVf
— 阿部広太郎 (@KotaroA) February 20, 2020
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