米国長短金利差が久しぶりに拡大しました
久々の雑談記事ですw
先週、これまで下落傾向だった米長短金利差(10年-2年)が、久々に拡大しました。
これは、これまで上昇基調だった米2年債利回りがやや低下した事による動きです。
まだ調整の域を出てはいないので、早合点は禁物ではあります。
ただ、投資家の立場としては、いずれはFRBによる金融引き締めの織り込みが終了し、次の展開が始まる、ということを想定したシナリオ構築をしておくべきです。
現状、米国のイールドカーブは、2年債利回りが低下したことでややスティープ化した形となっています。
これまで、米国債券利回りは短期金利が上昇し、長短金利差は縮小する「ベア・フラットニング」を続けてきました。
これは景気過熱と、それを抑え込むための金融引き締めを織り込む動きであり、株価には悪材料でした。
直近の債券利回りの動向は、短期金利が下落し、長短金利差は拡大する「ブル・スティープニング」に転換し始めた動きに見えます。
ブル・スティープニングは、景気後退と金融緩和を織り込む動きです。
景気減速・後退を織り込む株価の下落ののち、金融緩和を期待した上昇転換の材料となるものです。
もちろん、上記でも述べた通り、米短期債の動きは短期的なノイズの可能性が十分あります。
それに、こうしたファンダメンタルズの動向を推し量る上では、あまり短期的な上下動に反応しすぎるのは良く無いです。
現状は、
・FRBによる金融引き締めの織り込みがある程度進んだ。
・景気減速・リセッションリスクに言及するコメントが増えてきている。
・短期金利は、上昇の勢いが落ちてきているかもしれない。
くらいに理解しておくのが良いと思います。
僕の場合、米国市場については、
という展開をメインシナリオとしています。
このように、金利動向から将来シナリオを考えられるようになると、これまで訳が分からなかったマーケットの動きについて、ある程度の中長期的な傾向が読み取れるようになると思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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