兼業トレーダースタイルのススメ
前回の雑談記事に書いた「投資における望ましい行動」の一つとして、「兼業トレーダースタイル」を紹介しました。
まず前提として、トレーディングのように不確実性・リスクが高い(=収益が安定しにくい)取り組みを行うにあたり、"最低限食っていける"だけの収入源を別に確保するのは常識ですよね。
自分や家族が一生遊んで暮らせるだけの資産・不労所得が無いのであれば、いきなり専業トレーダーになるという選択肢は取るべきではありません。
日々食っていけるだけの給与所得を確保した上で、「家計収入のアップサイドを追求するためトレーディングにチャレンジする」というスタンスで取り組むべきです。
一方、別の観点では、兼業トレーダースタイルのメリットも見出すことができます。
以下では、そのメリットについて議論してみたいと思います。
トレーディングに取り組む上で、最も重要なのは「退場しないこと」です。
なおここで言う「退場」とは、投資元本(または証拠金)が無くなりトレーディングができなくなることをいいます。
退場すると、証拠金を貯め直すまではトレードできなくなるので、「投資の機会損失」という大きなデメリットが生じます。
投資できない期間は、当然のことながら投資による収益獲得ができませんし、結果として複利効果も働かせることができません。
また、“投資の経験値“を蓄積することもできなくなります。
退場に伴う機会損失・デメリットは非常に大きく、軽く考えるべきものではないのです。
しかしながら、特に投資初心者が上達するプロセスにおいては、少なくとも何回かの退場は経験するというのも事実です。
(僕も初心者時代は何度証拠金を溶かしたことか😭)
よって、仮に退場は避けられなくても、「退場に伴うデメリットを最小化する」というアプローチが重要となるのです。
つまり、万が一退場してしまっても、早期に相場に復帰することができれば「投資の機会損失」を最小限にすることができるのです。
そして、そのための手段の一つとして、「継続的・安定的な収入源を確保すること」が非常に有効です。
※何度も退場することを許容するものではありませんので、誤解なきようお願いいたします。
すなわち、トレーディングの道で稼ぐことを目指す戦略としては、「本業で十分な稼ぎを得つつ、収入の一部をトレーディング用資金に充てる」という「兼業トレーダースタイル」が、「トレーディングの継続性」「投資収益の最大化」「投資スキル向上」等の観点から最適解と言えるのです。
以下では、「兼業トレーダースタイルにおける戦略」についてもう少し深掘りし、具体化してみるとともに、取りとめがなくなっていきますw
(雑談ですので😌)
議論の前提として、僕の考える兼業トレーダーの戦略では「トレーディングという活動の継続性を高める」ことを実現すること、そしてそのために「入金力の確保」と「メンタルの安定性・健全性」を重視します。
前段でも議論した通り、連続負けにより証拠金が大きく目減したり、万が一退場してしまった時でも、安定的な本業の収入があれば比較的早めに証拠金を貯め直してマーケットに復帰することができます。
すなわち、「入金力」の確保です。
また、トレーディングは極めて創造的な活動です。
そのため、スポーツや芸術等、他のクリエイティブな活動にありがちな「スランプ」に陥ってしまうことは十分に考えられます。
そんな時、トレーディング以外の、本業からの安定的な収入があることで「少なくとも食っていける」という安心感を得ることができ、メンタルの健全性を確保することができます。
(専業投資家の立場でスランプになってしまったら、というのは想像するだけでも恐ろことです。。)
こうした議論を踏まえると、兼業トレーダースタイルの戦略骨子は以下のように考えることができます。
この戦略の優位性は、トレーダーとしての成長を目指す取り組みに、本業の生産性向上を取り入れている点にあります。
トレードの上達のために本業の生産性を高めることで、社内での評価を上げることができるのですw
なお残業時間や飲みニケーション等のお付き合いが重視される企業文化の場合は、、、腕の見せ所ですね(白目)
ちなみに僕の会社も、結構な割合で「昭和」を引きずっていますよ。
僕の場合は、「家でも仕事やってる感」を出しつつ定時退社しやすい雰囲気を作ってますw (実際それなりに自宅残業をやってますが。。)
僕の場合、資料作成などの作業は割と早い方なので、仕事・作業を最大効率で片付けることで、可処分時間の最大化を図っています。
別の記事で、僕が取り組んでいる仕事効率化策も書いてみましょうかね。
参考になるかはわからないですがw
ちなみに兼業トレーダーを目指す学生さんが就活する場合は、以下のような基準で会社選びをするのもありだと思います。
冒頭でも書きましたが、一生遊べるだけの資産や不労所得が無いのであれば、どんなに自信や勝算があっても兼業スタイルを続けるのが無難です。
そしてトレーディングに対して、博打ではなくビジネスとして取り組むのであれば、収益源の分散化は基本中の基本です。
たまに「成功者の声」的な感じで、「思い切って仕事を辞めて専業トレーダーになった」という話を発信している人が出てきますが、超幸運な極少サンプル or ネタ or 詐欺なので、こんな話に煽られないように気をつけましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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