曲名を決めるのはいつも大変
……なにしろインストバンドですから。
歌詞がない、すなわち言いたいことがないわけです。メッセージ性は皆無。僕たち社会の歯車!ただ黙して働くのみ。歌詞があるバンドを横目で見ては「いいなあ」と思ってるわけです。…まあ歌詞書くのも大変なんでしょうけど。とはいえこちらは超手探り状態。曲の雰囲気に合った言葉を探すのに毎回苦労しています。なんの論拠もないからね。
デモの段階で仮タイトルをつけるんですけど、微妙に悩みます。そのまま採用される時もあるので、けっこう慎重になるというか……
というわけで僕らの曲のタイトルの由来をいくつかご紹介しましょう。
「seesaw」→仮タイトル「bitter」
これは失恋した時のほろ苦い気持ちが込められているので仮タイトルはそのまんまビターでした。貧弱すぎるボキャブラリー。このままだと失恋に負けた気がしたので、ミスチルのシーソーゲームという曲の歌詞「♪恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム」から拝借してseesawとなりました。結局負けてるんだけども。まあギターのフレーズもシーソー感あるよね、と。余談ですが中学2年の時に「桜井和寿と同じ髪型にしてくださいっ」と美容室でオーダーしたことがあります。
「ANAHEIM」→仮タイトル「DISCONOMA」
TENTの1曲目ですね。聴いてわかるようにディスコな曲なのでこんな仮タイトルがついてました。そして正式タイトルが「アナハイム」……これ、当時僕の中でガンダムが再燃してたんですよ。ガンダムって「アナハイム・エレクトロニクス社」っていう架空の会社が機体製造している設定なのね。そういう自己満足です。何人かのお客さんには「あれガンダム由来ですよね?」と言われました。同志よ!
「Flying Lime」→仮タイトル「ミニマル・ラテン」
これは仮タイトルが「この曲で音楽的にやりたいこと」そのままなパターン。ラテンをミニマルに演奏したかったんです。近年のデモはこういうパターンが多いです。しかし正式タイトルを決めるのはめっちゃ難航しました。「Flying」してる感じは曲に合ってる…のだけど、その後に続く言葉が浮かばない。夜中の3時までZOOMでアイデア出しました。たしかFlying Elephant、Flying Peach、Flying Tiger…みたいに色んなモノを死ぬほどFlyingさせましたね。いまではいい思い出です。
ちなみに今作っている新曲の仮タイトルは…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?