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酒が飲めないバンドマン兼元サラリーマンが飲みニケーションの有用性について考える
生まれてこの方お酒が飲めない体質の石橋です。
toconomaのメンバーがほぼ下戸なのは有名な(?)話ですが、キーボードの西川さん以外は全くお酒を飲みません。打ち上げで美味しそうにお酒を飲む西川さんやスタッフを羨ましそうに眺めながら、酒が飲めない石橋矢向清水はひたすらジンジャエールで喉を潤しております。(3人でこっそり高い馬刺しを頼んだりしてます)
なので、メンバーだけで飲みに行くことは皆無でして、だいたい美味しいご飯を食べにいくか、お茶をする…みたいな草食系選択をすることが多いですね。つくづくバンドマンっぽくないよなあ、と思います。
いわゆるバンドマン界隈って、僕より上の世代だと飲み会を超重要視する風潮があるんですよ。ライブよりも打ち上げに命を懸けている輩もいるくらい。新人のバンドなんて、打ち上げでいかに飲むか、そして飲みの席で先輩に気に入られ「いい対バン」を掴み取る、みたいな超体育会系な世界なんです。
例えば僕らと仲が良いJizueというバンドの飲み会は恐ろしくハードコアでして、普段あんなに「キレイめかつ美メロ」な音楽を奏でているくせに、そこらへんの証券会社よりもハードな飲み会してるんですよね。
以前の打ち上げでは、ギターの井上氏がベースの山田氏の鼻に「わさび」を詰め始めて、さらに涙と鼻水混じりのキスまでしてました。それをピアノのきえちゃんは「またやっとるわ〜」とケラケラ笑って見ているという……書いてて地獄の様相ですな。
※井上氏と山田氏は幼馴染なのでイジメとかそういう空気じゃなくてナチュラルに行為をしていました。
おまいらの音楽で感動した俺のピュアソウルに謝ってほしい。
まあjizueがヤバいのはいいとして、お酒が飲めない僕からすると、意味不明というか「ああ、そもそも人生に意味なんてないんだな」と逆に達観するくらいお酒を飲める人とは距離感があるわけです。飲み会自体はわりと好きなんですけどね。
で、このごろZ世代の間では「残業代発生しないのに飲み会いくのはちょっと…」とか「いや飲みニケーションとかだるいっすわ…」というのがスタンダードになりつつありますよね。
お酒が飲めない僕も同意する部分はあるんですけど、いうてもサラリーマンを16年やった自分的には「組織の飲み会にはマジで参加した方がいい」と思ってます。たとえ酒が飲めなくても、です。
いや、わかるんですよ。気心しれた仲間との飲み会と違って、上司がいる飲み会って実質仕事の延長線上じゃないですか。当然気を遣うし。
でもね、アルコールが飲めずに最初から最後までシラフで冷静な僕ですら「飲みニケーションは現代でも有効である」と思うんですよね。逆にコスパがいいとすら思ってます。
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