新曲「Quest4」出ました
重苦しいニュースが続きますが、みなさん心の健康を第一に。SNSとは適度な距離感を。暴力ではなく、音楽と民主主義の力を。まずはクールに選挙からはじめましょう。
はい、といわけで7/6に新曲がリリースされました。実に2年ぶりだそうです。もうVISTAからそんなに時間が経ったのか…と感慨にふけっちゃいますね。コロナ時代になってから時間が経つの早すぎる。それとも僕らがおじさんだからか…。謎は深まるばかりです。
各種サブスクでのご視聴はこちらから。
そしてノリだけで作ったMVはこちら。監督から「ちくわでいこうと思う」と言われた時は目がちくわになりました(ドヒャ〜〜)。結果的にシュールかつポップな映像になったかと。おしゃれバンドって何!?クセ強すぎない!?そんな僕たちの渾身の演技をご覧ください。当たって砕けた、その破片を拾って欲しい。
ノリだけで作ったわりには小ネタ含めてすごい情報量になりました…。
さらに悪ノリして「ちくわグランプリ」なる大喜利大会も開催します。無駄に豪華賞品が当たるので、ぜひみなさん「ちくわの中に何が見えたのか?」を考えてみてください。来週のスタジオで選考会をやります。その様子も配信しようかなと。皆さんのユートピアを教えてくれ!下ネタはほどほどにな!このTシャツ1枚しか作らないから原価1万円くらいだぜ…。
そんなChikuwa…じゃなくてQuest4。toconomaとしては久しぶりのシングル曲です。2009年に自主レーベルで配信した以来なので、ほぼほぼヴァージ・ンシングルではないでしょうか。ここ最近はアルバムでどかっと出すよりも、こまめにシングル切ってアルバムにする…という手法が多いので、その流れに乗ってみた次第です。アルバムはたぶん来年かな〜。年内にもう一曲シングルは出す予定です。
タイトルの通り、僕らとしては結構冒険した曲だと思っています。メロの感じとかコード感はtoconomaっぽいですけど、こういう質感の曲は初挑戦ですよね。そもそも歪んだギターがメインの曲なんて皆無でしたし。実は個人的にも欧米的にも、ロック・サウンドが復権しつつあるんです。2010年台後半は本当にロックが冷遇されていたというか……特に海外のロックバンドみんな息をしてなかったですよね。ラップが強すぎた。国内は相変わらずロックが強いですけど。それがここ1〜2年で歪んだギターが復活してきましたね。ラップで育ったアメリカのZ世代には逆に新鮮に聴こえるそうです。僕もオーヴァードライブさせてギャーン!みたいなサウンドが新鮮に聴こえます。RIna Sawayamaのこの曲とかちょうカッコいい。
正直toconomaでロックなアプローチをどこまでするかは迷いどころなのですが、結果的にジャンルレスな曲になりました。本当にジャンルがわからない曲です。ジャズではないし、ロックでもない…。ただ、夏の燦々とした太陽の下で聴いたら気持ち良くなる!それだけを考えて作ったら出来上がった感じです。ギターソロはファズの歪みに5度下のハーモナイザーをかけて、わりと特殊なアプローチしてます。海外だとロバートグラスパーあたりがサックスにハーモナイザーかけてるので、その辺を意識しました。ドラムの跳ねるようなビートはシャッフルビートっていいます。僕らの曲だとthe morning grolyとかで使ってます。グイグイ進む感じがいいですよね。
思い返せばVISTAを作っていた2019年は、ネオソウルを筆頭に小難しいコードやマニアックな曲を聴いていました……その反動がモロにでてます。コロナで鬱々としてたのもあって、とにかく明るくてポップ、パワーがある曲が聴きたい!演奏したい!って感じです。芸術は社会の写し鏡ってのは本当みたいですね。フジロックでもQuest4は演奏するつもりですが、楽しくギャンギャンに引き倒したいと思います。やるぞ〜。
さて、リリースにあたって恒例の深夜のタイトル決めZOOM地獄を今回もやりました…。今回は深夜二時くらいに決まったのでまだマシだったのですが…。
没タイトルと、ジャケットデザインの解説はいつもどおり袋とじになります。ご容赦ください!
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