大阪のホテルで心霊現象にあった話
梅雨らしい梅雨もなく、東京は既に36°です。夏がきちゃったみたいなのでオカルト話をしたいと思います!
みなさん幽霊の類を信じてますか?僕はオカルトとか胡散臭い話は好きなんですけど、極度のビビりです。お化け屋敷とかマジ無理ぽ。昔うっかりTVで放送されていた「呪怨」を観てしまい寝れなくなった経験があります。あれ怖いよね。
自分的には霊感はないと思ってたのですが、実は結婚してからちょっとだけ霊感が付いてしまいました。……は?何言ってんだコイツ……って感じですが、僕の妻はそっち系の家系なんです。付き合った当初は「おもしれ〜女!」くらいに思ってましたが、一緒に暮らして「不可思議な体験」を共有するうちに、霊感めいたものが芽生えてしまいました……。妻曰く、霊感がある人と暮らすと、その感覚が共有されることはよくあるそうです。
ちなみにこちらのnoteで書いてある知人Mさんは妻です…。
※信じるか信じないかはアナタ次第…!
で、どの程度霊感がついたかというと、幽霊が見えるわけではないんです。ただ、いわゆる「心霊スポット」的なところに行くとザワザワするというか、「うわ〜この部屋イヤだな〜」みたいなのが感覚的に分かる感じです。鳥肌が立つに近いんですけど。空気がじっとりしているというか。
例えば妻と出かけた時に「なんかこの古着屋さん空気重くて嫌な感じするね」と言うと「正解。長居しない方がいいよ」みたいな感じ。そういう経験を重ねていくと、なんとなく良くない場所が経験値で分かってしまうという。胡散臭いよね〜。でも怖いんですよ……。
そしてバンドマン的な生活って、心霊スポットが身近にあるんですよね。まずはライブハウス(特に楽屋)。基本的に地下で窓が無い空間ってのはよくないらしく、割と僕は外でぶらぶらしてることが多いです。どうしても楽屋にいなきゃいけない時はどぶろっくの動画を観て気を紛らわせてます。
心霊にはエロが効くと思う!知らんけど!
そしてバンドマンのツアーといえばビジネスホテル。これはイベンターの方が用意してくれたり、マネージャーが予約してくれるのですが、とにかく玉石混合です。
僕が一番やばいと思ったのは掲題の大阪の某ホテル。建物に入った瞬間から空気が重い。なによりボロい。照明が暗い。霊感がない他のメンバーですら、ロビーに入って「え、今日ここに泊まるの…?」と難色を示すほどお化け屋敷的な空気でした。このホテルは相場に比べて安くて繁華街も近いことから、若手バンドマンがよく使っていることでも有名らしいです。
どうしよう漫画喫茶に避難しようか…?とも考えましたが、ライブ後で疲れていますし、できればシャワーを浴びてベッドで眠りたい…。しょうがなくチェックインしたのですが、部屋を見て愕然とします。
窓がない……!
めちゃくちゃ空気が重くてカビ臭い。ベッドも湿っているし、ついでに電球も暗い。こんなん霊感なくても泊まりたくないわ……。
マジで逃げようかと思いましたが、ふと「俺には清めた塩がある!」ということを思い出します。
というのも、僕のお財布には紙に包まれた粗塩が常に入っています。……はい、ドン引きしないでください。普段あんまりにビビりちらかす僕を見かねて、妻が清めた塩を数g持たせてくれました。あ、待ってください、クスリじゃないですお巡りさん!
塩で清めるって日本の伝統文化ですが、妻曰く本当に効果があるそうです。不思議だよね。相撲とか新築のお祓いとか、盛り塩とか今だにありますもんね。お清めの塩ってのはあなどれないらしい。ちなみに粗塩じゃないと意味がないらしく、食卓塩は効かないそうです。基本的に持ってるだけで「邪」から守ってくれるそうですが、枕元に置いとくだけでも効果は抜群らしい。霊に反応して塩が溶けるらしいですが、まあそれはオカルトでしょう。
で、もう夜も遅いし、疲れ切っているので紙に包まれている塩を枕元に置いて寝ることにしました。
……その後、衝撃的な事態に見舞われます。
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