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【みんな知ってる】世界一流通しているビアスタイル「ピルスナー」は冷やして飲むのが大正解!

こんにちは!光太郎です。

この記事では「ピルスナー」というビアスタイルについて解説していきます。

「ピルスナーってどんなビールだ?」と、普段からビールを飲んでいる方でもそんな疑問が出るかもしれません。
そんな方でもこの記事を読み終える頃にはよく解っていただけるハズです(^^)

大手ビール会社のビールしか飲まないという方も、クラフトビール愛好家の方も、どちらも知っていて損のない知識ですよ〜。
さくっと読んで理解しちゃってくださいね♪

この記事では、

  • ピルスナーというビアスタイルの解説

  • 代表的なピルスナーのビール紹介

  • ピルスナーのおすすめの飲み方

について書かれています!


ピルスナーは世界で一番飲まれているビアスタイル

ピルスナーはビアスタイルの1つです。
そして数百あると言われるビアスタイルの中でも、世界で一番飲まれているビアスタイルと言っても過言ではないでしょう。

正確な文献やデータは見つけられませんでしたが、一説には世界で飲まれている70%がピルスナーという情報もあります。

それに70%かどうかはともかく、『2020年世界主要国のビール消費量』(キリンホールディングス)の調査結果の1位である中国2位のアメリカそれぞれの国内で、最も売れているビールがそれぞれピルスナー(またはその派生系)であることからも間違いないでしょう。

中国では「雪花」が、アメリカでは「バドワイザー」が最も売れていて、このそれぞれがピルスナースタイルのビールとなっています。

中国:雪花ビール

バドワイザーを知っている方は多いと思いますが、雪花は日本でほぼ流通していないので初耳という方もいるかもしれませんね(^^)

日本の居酒屋での「とりあえず生」がピルスナー

ちなみに日本国内においてもピルスナーが一番流通していて有名です。
ビールの銘柄で言うと、

  • アサヒ「スーパードライ」

  • キリン「一番搾り」

  • サッポロ「黒ラベル」「エビス」

  • サントリー「プレミアムモルツ」

  • etc…

ということで、居酒屋で開口一番に「とりあえず生!」といって注文するビールがピルスナー。

そうなんです。
日本国内で流通している大手ビールのほとんどが、ピルスナースタイルのビールということになるんです。

これでどんなビールがピルスナーなのか、味や見た目のイメージがつきましたね!

要するに、こういうやつです(^^)

キンキンに冷えているほうが美味しいビアスタイル代表

すでにピルスナースタイルを飲んだことのある方が多いでしょうから、もはや説明不要かもしれません。

ピルスナーは、キンキンに冷えている方がより美味しく感じられるビールの代表とも言えます。
舌の上でゆっくり味わうというより、喉越しの爽快さを味わう方が良いというのは、飲食物としては例外的なものですよね。
(喉に味覚を感じる部分はありません)

それでも、夏の暑い日やお仕事を精一杯頑張った日にグイっと一気に飲み干せば、疲れも吹っ飛ぶというもの。

いわゆる「ビール党」の方には止められない感覚ですね(^^)

ピルスナーの特徴

以下にピルスナーの特徴をまとめました。


  • 発祥国
    →チェコ

  • 発酵方法
    →下面発酵

  • ABV
    →5%前後

  • 味の特徴
    →炭酸の爽快感、ホップの苦味

  • 適温
    →0.5℃〜7℃程度

  • 合わせたい料理
    →ハンバーガー、ソーセージなど


記事の冒頭で、ピルスナーは世界一飲まれているビアスタイルだと紹介しました。

そんな世界一のビアスタイルが生まれたのはチェコのピルゼンという都市。

あるときピルゼン市でビールを造ろうとしたところ、完成する予定だった茶褐色のビールではなく、黄金色の透き通ったビールが出来上がってしまいました。

こうして偶然出来上がったのがピルスナーの始まりなんです。
(後ほど「ボヘミアンピルスナー」という名称になりました。)

これぞピルスナー!

黄金色になったのはピルゼン市で使われていた水が原因。
それまでのビールは硬水で造られていたのですが、ピルゼンは軟水だったんですね。

水に含まれている成分の違いから生まれたピルスナーは、その後ドイツでも造られるようになり、そして世界中で愛されるビアスタイルとなっていきました。
(ドイツのピルスナーは「ジャーマンピルスナー」と区別されています。)


※なんでも、「ビール大国ドイツがピルゼンに負けるわけにはいかん!!」という想いで造ったそうです笑


ピルスナーはアルコール度数は低めで炭酸の爽快感が喉越しを良くし、何杯でも飲めてしまうビールです。
できるだけ冷たくして飲むことで、より強く爽快感を楽しむことができます。

日本の居酒屋シーンにおいて、なくてはならないビールと言えますね!(^^)
そして僕もピルスナーはよく飲みます!

2種類のピルスナーと代表的なビール

ピルスナーは大きく分けて2種類に分類できます。
先ほども書きましたが、ボヘミアンピルスナーとジャーマンピルスナーです。

それぞれのピルスナーについての簡単な解説と、有名なビールをご紹介しますのでビール選びの参考にしてください。

ボヘミアンピルスナー(Bohemian Pilsner)

ボヘミアンピルスナーで有名なビールは、なんと言ってもピルスナー発祥の地ピルゼンの名に因んだ「ピルスナーウルケル」でしょう。

キンキンに冷やして飲むのが美味しいピルスナースタイルですが、ボヘミアンピルスナーは少しくらいぬるくなっても大丈夫。
モルトの甘みや香ばしさを強く感じられる、非常に美味しいビールです。

もちろん炭酸の爽快感も感じられるため、幅広い温度で楽しむことができるピルスナーです(^^)

ピルスナーウルケルはめちゃくちゃ美味しくて僕も大好きです!

ジャーマンピルスナー(German Pilsner)

ジャーマンピルスナーは現在の日本で流通している大手ビールのスタイルそのものです。

透き通った黄金色に強めの炭酸による爽快感。
脂っこい料理にもバッチリ合うため、飲み会の席になくてはならないビールでしょう。

前述の通り日本の大手ビールメーカー全般の主力ビールがジャーマンピルスナーですが、世界のビールでは

  • オランダ「Heineken(ハイネケン)」

  • メキシコ「Corona Extra(コロナエキストラ)」

  • デンマーク「Carlsberg(カールスバーグ)」

などもジャーマンピルスナーの有名どころのビールですね。

これだけ有名どころが並んでいるので、やはり世界で一番売れているビアスタイルと言い切ってもよさそうです!

世界一有名なピルスナーといえば?

これは僕の独断と偏見ですが、世界で一番有名なピルスナービールといえば「バドワイザー」ではないでしょうか?

販売元のアンハイザーブッシュの親会社である「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」は世界一巨大なビール会社で、本拠地はベルギー、同社のビール世界シェアは30%以上だそうです。(Wikipedia「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」より)

アンハイザー・ブッシュ・インベブは多数の有名ビールを製造していますが、その中にはアメリカのバドワイザーも含まれています。
アメリカ国内に12カ所のビール工場があり、国外にもイギリスや中国に複数の拠点があるそうです。

また、日本、アルゼンチン、カナダ、イタリア、アイルランド、韓国、スペインなどの現地ビール会社と提携していて、それらの国でのシェアもかなり高いそうです。
(日本ではキリンビールと提携)

これだけの国や地域で造られているのですから自然と知名度も高くなり、シェア率も上がります。

世界一有名なピルスナービールと言っても過言ではないのでは!?

バドワイザーとキリン一番搾りのコラボ

1杯目に飲むのはピルスナーがおすすめ!

この記事ではピルスナーというビアスタイルについて解説してきました。

ピルスナーの特徴は、

  • キンキンに冷やして飲むのが美味い

  • 舌ではなく喉で味わいたい

  • 暑い日に何杯でも飲める

という感じですが、すでにたくさんビールを飲まれてきた方には「アサヒ スーパードライやキリン 一番搾りを想像して」と伝える方が早いかもしれません。

それくらい有名なピルスナー。
世界中で飲まれている70%以上のビールがピルスナーという情報もあるくらい認知されているのだから当然です。

また、ピルスナーにはチェコの「ピルスナーウルケル」を始めとするボヘミアンピルスナーもあります。
スーパードライや一番搾りよりも味わい深く、舌でも楽しめるピルスナーも、たまにはいいんじゃないでしょうか?

いつも飲んでいる大手のピルスナーから一歩踏み出して、新しいピルスナーも試してみてください(^^)

クラフトビールのブルワリーからも、ピルスナーはたくさんリリースされていますよ♪

あわぢビール(AWAJI BEER)Pilsner

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