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【50代未経験からの挑戦】フリーランス1ヶ月目の結果【現実】

前回の記事で宣言した通り、私は1月からフリーランスとして営業を始めました。

結果はというと、ある程度覚悟はしていたものの非常に厳しいものでした。改めて自分が直面する現実を突きつけられた思いです。

50代無職、未経験からのフリーランスチャレンジ。
1ヶ月目の結果を報告します。


1月の成績報告

結果の数字を報告する前に、どのようにして仕事を受けていたのか簡単に紹介します。

ここまで受けた仕事はすべてクラウドソーシングサイトを通じてのものでした。これは「仕事を頼みたい人・企業」「仕事を探している人」をオンライン上でマッチングするサービスで、Web上でフリーランスや副業の仕事を始めた人は、ここからスタートするケースが多いです。

クラウドワークスLancersココナラなどが有名で、私は3つとも登録しました。1月の売り上げは全部クラウドワークス経由です。

さて結果はというと、

受注 : 4件
売上 : 1,413円

25件以上応募してこれ。
厳しい…

これなら、タイミーでスキマバイトを2 ~ 3時間やった方がなんぼかマシでしょう。

甘ぐねぇどは聞いでいたが、こごまで甘ぐねぇどは思わながった

2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』主人公のセリフですが、まさにこんな感じでした。

私はこの先やっていけるのでしょうか?

やってみて分かったこと

ここからは、フリーランス1ヶ月目を終えて知ったこと、気づいたことなどを報告します。なお、カンタン作業以外はWebライティングの仕事ばかり応募しているので、ライター仕事に関する話題になります。

ネット上では「副業でも5万円稼げます!」という釣り文句をしばしば目にします。

「フルタイムで働いている人が副業でもそれだけ稼げる。まあ満額は無理でも万単位で稼げるなら、空いている時間を全て当てられるワイなら10万位すぐ行けるのでは?

甘々の大甘でした。

「Webライティングを主軸にしつつ、スキマ時間に文字起こしなど単純作業も入れて稼ごう。同時に動画編集やWebデザインやプログラミングなどを勉強しよう!」

そんな時間はありませんでした。

仕事探しにも時間がかかる

例えばクラウドワークスには1万以上の仕事・求人が出ています。仕事を探している人は、その中から自分のやりたいこと・できることで絞って検索し、これはという案件があったらメッセージを書いて応募します。1件1件仕事内容と単価をチェックし、募集しているクライアントの評価や過去の募集内容を確認し、内容に合わせて応募の文章を書く。

これには意外と時間がかかるのです。1日数時間かかることも珍しくありません。1月に受注できた仕事はたった4件ですが、応募はその5~6倍しています。チェックした数はさらにその数倍。

まあ、考えてみれば一般的な就職活動も同じですね。求人情報を収集し企業の事業内容を精査しエントリーシートを書く..。多大なエネルギーと時間を要します。ネットであってもそれは変わらないということかも知れません。

カンタン作業 <— 言うほど簡単ではない

「10分程度で終わるカンタン作業です」
これを真に受けてはいけません。

慣れれば確かにそうなのかも知れませんが、未経験だとマニュアルを読み込むにもツールの使い方にも手こずります。

SNS投稿の仕事をしましたが、若い子ならスマホを片手で操ってできることでも、初心者の五十路男にとっては大変でした。まあ、おかげ様で音楽付きでTikTok投稿する楽しさを覚えましたが。

単純作業は結局ほとんど受注しなかったのですけれど、単価は非常に安いことが多いです。例えば、あるデータ入力の仕事ですと名刺1枚分の文字を入力して6円、100枚分入力してやっと600円です。

応募の手間もかけてそのくらいの報酬だとすると、もっと違うことにリソースを割きたいと思ってしまいます。

「初心者歓迎!」の案件は訳アリが多そう

初心者や未経験者歓迎という募集をしばしば目にします。

これ、こなした案件が少なかったり実績としてアピールするものがない初心者のうちは、とても心惹かれるんですよね。

他の案件は「経験者求む」「○○に強い人募集」ばかり並んでいて、初心者は門前払いの中、砂漠でオアシスを見つけたような心持ちがするのです。

でも、初心者歓迎案件を見ると、ちょっとこれは怪しいかな?というものが少なくありません。

例えば、極端に単価が安いもの(テストのときだけでなく本契約後も)が目立ちます。3,000文字の記事を20記事書かせて、報酬は全部で1,000円なんて案件もありました。勉強の機会を与えるといいつつ、初心者を安くこき使いたいだけではないかと。

また、個人のLINEアカウントで連絡取らせたりオンラインでの顔出し面接を要求してきたりもあります。これは、何か情報商材を買わせたりセミナーに参加させたりが目的なのではと思わせるものもあります。

足元見て搾取されないようにしたいものです。

よく募集されている仕事など

クラウドソーシングサイトで現在募集されているライティングの案件で、特に目立つのはYouTube動画シナリオ作成の仕事です。

時事問題や雑学の解説、「スカッと系」や「感動系」などのストーリー、2chまとめなどさまざまな動画の台本やプロット作成案件が毎日のように募集されています。シナリオ・ライティングだけでなく動画編集や声優の募集も多数ありますから、YouTube関連の仕事は相当な数に登るでしょう。

YouTubeはオワコンだという声もありますが、これだけ仕事の募集が多いということはまだまだ需要があるということではないでしょうか?

そんなにYouTube動画の需要があるのなら、下請けでライティングをやるよりも自分で動画配信をした方が儲かりそうですね。いずれはチャレンジしてみたいです。

2月に入って

ネガティブな話ばかりしてきましたが、明るい兆しもあります。
1月にお仕事したあるクライアントから継続案件をいただけたこと。これは自分のささやかな働きが曲がりなりにも評価されたということで、とても励みになります。

また、1月の終わり頃から門前払いばかりではなく、テスト段階に進めるケースがボチボチ出てきました。

これは、noteを始めたおかげかもしれません。ありがたいことに、初めての記事を多くの方に見ていただきスキもいただいたので、案件に応募する際には、それをアピールしまくりました。そのことが功を奏した可能性があります。

だとしたら読者の皆さまのおかげです。ありがたや~

2月に入って、まだテスト案件がほとんどですが結構忙しい日々を過ごしております。まあ、これは私の書くスピードがのろいせいだと思いますが。

これから

1月のある日、予定してた取材が訪問先の急用で日時が延期となったことがありました。

「うーん、そうなると締め切りギリギリだな。どうしよう..」

困りましたが、仕事に想定外の事態はつきものです。
慌てつつも、久しく忘れていた感覚が湧きあがってきました。
覚醒していく感じというか、高揚感というか、闘志というか..
無職時代には味わえなかったある種のスパイスのような感覚です。

という感じで、けっこうやる気はみなぎってます!

今後の方針ですが、しばらくWebライティング一本で行くつもりです。
動画編集やWebデザイン、Web開発もやってみたい気持ちは変わらないのですが、中途半端に色々手を出してなんとかなるほど甘い世界ではないことは分かりました。

崖っぷち50代おじさん、これからも頑張ります!


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