TSUTAYAでの大量CDレンタルの可能性について
1.背景
CDのレンタルは購入するよりも比較的安価でCDを聴くことができるなどの利点から多くの人に利用されている。代表的レンタルショップとしてTSUTAYAがあり、その中でもSHIBUYA TSUTAYAは最大の大きさを誇っている。その品ぞろえは目を見張るものがあり、ネットにおけるダウンロードや通販で入手困難なインディーズ、同人、廃盤、レアものなCDもそろえていることがあり、コスト面以外にも利点が多い。
今回、旧作CD100円クーポンを手に入れた[1]。そこでひとつの疑問が生まれる。それは「SHIBUYA TSUTAYAで借りたいものを借りたいだけ借りてみたらどうなるのか」というものである。今回の研究ではその疑問を解消すべく、お金やレンタル上限枚数などについて考えず好きなだけCDをレンタルしてみようと試みた。
2.実験方法
実験手法について示す。今回の実験ではSHIBUYA TSUTAYAに22時40分に入店し、好きなものを好きなだけかごに入れレジに運ぶという手法を用いた。会計時には100円クーポンを用いた。終電の関係から制限時間は24時までとした。
3.結果および考察
結果について示す。
図1.レンタルCD
レンタルしたCDを図1に示す。レンタルしたCDの合計枚数は46枚、合計金額は消費税を含め4968円となった。この枚数においてレンタルの上限を迎えることはなかったが、レジが1度の会計で登録できるCDの枚数が45枚であり、46枚を一度で会計することは出来なかった。そのため、2回の会計で45枚と1枚で2枚のレシートが発行されることになった。レジで並び直しをする必要などはなかった。
この46枚のCDをレジまで運んだ時の店員の反応について示す。特に上限についての言及はなく「これらをすべて中身を確認するため時間がかかりますが、お時間は問題ありませんか?」と確認されるのみであった。これに関してだが、これらのCDをすべて入れることが可能な大きな袋(図2)が用意されており、このような大量レンタルに関してもきちんと想定されていると考えられる。
図2.実際にレンタル時に渡された袋
重量は袋を含め4.28kgとなった。
この46枚という枚数は一般の人間がCDレンタルで一度にレンタルしようとする基準枚数を大きく上回っていると考えられ、通常のCDレンタルにおいてCDのレンタル上限枚数を超えることは考えにくいといえる。
4.結論
今回の実験では2度の会計を必要とするものの1度の来店、1枚のTカードで46枚のCDをレンタルすることに成功した。この結果により、通常のレンタルにおいてSHIBUYA TSUTAYAのレンタル上限を超えることは考えづらいことを示した。またその副産物として、SHIBUYA TSUTAYAのレジの登録点数の限界が45枚であることを示した。しかし、この実験はあくまでSHIBUYA TSUTAYAにおける実験であり、他の店舗ではCDのレンタル上限枚数、およびレジの登録点数の限界が異なる可能性があることを付け加えておく。
参考文献
[1]マイTSUTAYAメール http://www.tsutaya.co.jp/setting/guide/mtm_r.html マイTSUTAYAメールにおいて利用店舗として登録することでクーポンが送られてくることがある。今回の実験に利用した100円クーポンもそれにより入手したものである。
P.S.
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