一陸技② ~無線工学の基礎~
こんにちは。
Kotaroです。
今回から一陸技の各論に入っていきます。
最初は無線工学の基礎です。
五肢択一のA問題が20問、10個の選択肢から5個の穴埋めを行うB問題が5問で構成されています。
A問題が1問5点、B問題は1個の穴埋めに対して1点の配分です。
電磁理論や回路理論、半導体がメインで出題され、内容も標準的です。
正直ここにあまり時間をかける必要はないかと思います。
ある程度理解出来たら工学Aや工学Bに進むべきです。
個人的にこの分野は電験三種を勉強したおかげもあってほとんど勉強せずに合格点を取ることができました。
ほとんど過去問メインで進めました。
電験三種に限らず、電気や通信系の資格を持っている方は過去問だけで問題ありません。
過去問をやってみて覚えていないことがあれば、その都度自身の過去受けた資格の参考書を使うのが一番です。
僕も一部忘れている箇所があったので電験三種の理論テキストを読み返しました。
上記のような資格を持っていない方は一から勉強または再学習となるかと思いますので以下の参考書をオススメします。
無線工学AとBでやさしく学ぶシリーズを購入しましたが、問題が豊富にあるので内容の確認がすぐにできるのがいいところです。
ここまでやる必要はないかなと思いますが、より詳細な理論を把握したい方は情報通信振興会が出しているテキストを購入した方がいいでしょう。
こちらも工学Aと工学Bを購入しましたが、ひたすら長文が続き問題演習が少なめです。
個人的にはオススメしません。
購入するなら合格後、実務に携わるようになってからの方がいいかと思います。
では、勉強のポイントに移ります。
①半導体分野を抑える
半導体の問題が他の問題と比較して多めに出題されます。
ダイオード、トランジスタ、MOSなど基本的な半導体の基礎ができていれば解答できるのでテキストや過去問の問題を繰り返しといて理解しましょう。
②A問題を重視する
冒頭でも書きましたがA問題は1問5点と配点高めです。
一陸技では合格点調整が行われないので6割、つまり75点を取らないといけません。
本番では焦りや油断もありますのでB問題で25点満点を獲得するのは意外と難しいです。
つまりA問題で10問間違えるとほぼ確実に不合格になってしまいます。
A問題を取りこぼさないように計算問題や理論問題は確実に解けるようになっておきましょう。
③焦ったらB問題
当日の話にはなりますが、本番環境で緊張して頭が回転しないことも十分にありえます。
配点の高いA問題を解くプレッシャーに参ってしまったときは一旦B問題から解くことをオススメします。
B問題、10個の解答群から選ぶことになりますが、ほとんどの設問では入りそうな用語がほぼ2択であることが少なくありません。
5つの選択肢の中から選ぶよりずっと気が楽になりませんか?
仮に落としても1点ですし。
B問題を解いて気持ちが落ち着けばA問題に取り組む気力が出るはずなので、緊張した時は是非B問題を先に解くようにして下さい。
以上で無線工学の基礎を終わります。
本当は基礎の各論もやった方がいいのかなと思いますが、一陸技を受けようとしている人はだいたい電気&通信系の資格をお持ちのはずです。。。笑
何より自分でまた電験三種でやった理論系の説明を行うのはしんどいのでどうしても参考にしたい方は僕の電験三種理論分野の記事を参考にしてください!!
次回は法規分野について執筆していきます。