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電験三種⑨ ~機械分野:変圧器・直流機・誘導機~

こんにちは。
Kotaroです。
今回から機械分野に関して書きます。
電験三種最大の関門と言えば多くの受験者が機械と答えるでしょう。
僕は機械のテキストは以下のものを使いました。

おなじみの完全マスターですね。
では、機械分野がなぜ難しいと言われるのか僕なりに考えてみました。
・範囲が広い
・各テーマの関連性が薄く覚える量が多い
・見慣れない(イメージしにくい)機械が多い

ただでさえ見慣れない機械の上にそれぞれの関連性も薄いとなると
非常に学習しにくいですよね。
ここが一番の要因だと思います。
ただ、内容自体は毎年似たような問題が出ることが多いので1つ1つ潰していけば確実に合格点を取ることができます。
僕は機械の勉強が一番遅く、過去問演習でもなかなか合格点が出ませんでしたが、数年分やってコツを掴めるようになると一気に高得点を取ることができました。
本番でも4科目の中で一番高得点を取ることができたので諦めずに頑張りましょう!

では、各論に移ります。
今回は機械の中でも最も比重の大きい4機の中から同期機以外の3つを紹介します。
個人的に4機の難易度は
同期機>変圧器>誘導機>直流機
の順で難しいと思っています。
ポイントに移ります。


①各機械のイメージを掴む

実務を積んでいる人でも4機の中身を見たことがある人は少ないかもしれません。
テキストの図だけではどのように動いているのか理解するのは非常に難しいのではないかと思います。
発電の記事でも書きましたが、そういった時にはYoutubeが非常に役立ちます。
僕は以下の動画を何回も見て仕組みを理解しました。
特に誘導機は見たこともなく、仕組みが全く分からなかったので重宝しました。

変圧器

誘導機

直流機

Lesicsの日本語訳なのですが、単純な機械翻訳ではなく、日本人が聞いても
違和感がないのでオススメです。
テキストの問題を解いてて全く進まない時や機械分野の学習に取り組む前に是非一度は見てください!

②等価回路を暗記する

問題の内容は違えど、変圧器、誘導機、直流機いずれも等価回路を書いて問題を解いていきます。
それぞれの機械において、毎回ほぼ同じ回路を書いて解いていくので、各機械の等価回路を何も見ずに書けるようになれば一気に得点が上がります!
最初は大変ですが、何度も問題を解いて、等価回路を何も見ずに書けるようにしましょう!

③学習の順番を考える

完全マスターでは、変圧器→誘導機→直流機→同期機の順に載っていますが難易度が異なるので順番にやることが必ずしも適切とは限りません。
Youtubeの動画を見て、仕組みが何となく理解できたものから取り組んだ方がいいでしょう。
どれも難しくて選べないという方は、直流機、電力が得意な方は変圧器から取り組むことをオススメします!

④仕組みの理解を疎かにしない

4機に関しては計算問題と知識問題が半々の割合で出ます。
等価回路が書けて計算問題が解けるようになれば終わりではありません。
基本的には機械の仕組みに関して問われることが多いので、最初は動画とテキストの力を借りながら、最終的には自身で仕組みを順序立てて説明できるように訓練しましょう。

以上同期機以外の4機に関するポイントでした。
次回は同機機とパワーエレクトロニクスに関して書いていきます。
なぜ同期機を敢えて分けたのかは次回の記事を読んで頂ければ分かると思います。
引き続きよろしくお願いします!!

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