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一陸技⑪ ~工学B:給電回路~
こんばんは。
Kotaroです。
引き続き一陸技の工学Bに関する記事を書いていきます。
今回は給電回路です。
アンテナを使った通信を行う上で電力を供給する給電線は必須の構成要素になります。
電験を勉強した方は電力分野で出題される送配電と似ているのかな?と思うかもしれません。
僕も最初はそう思いましたが、アンテナ用の給電ケーブル(同軸ケーブル)は送配電用の電線とは用途や構造が異なります。
下記サイトにも書いてありますが用途の違いとして
電線・・・電気を通す
ケーブル・・・電気+電気信号を通す
単純な構造についても銅線がシースに覆われているか否かといった違いがあります。
また、導波管という同軸ケーブルでは伝送効率が下がってしまう高周波帯の電磁波を通す給電線が存在します。
こちらはケーブルとメカニズムおよび理論が異なるため少し勉強が大変かもしれません。
ただ、大本の理論は共通なので、初めて見る構造であっても臆せず勉強をしていきましょう。
①知っている回路図に落とし込む
同軸ケーブルメインにはなりますが、慣れない構造であっても知っている回路図に落とし込むことが可能です。
一陸技では問題文に回路図を書いてくれることがほとんどなので自分で行う必要はありませんが、演習で等価回路に何度も目を通しておけばどこを計算すればいいのか判断しやすくなるので、意識して取り組みましょう。
②インピーダンスに慣れる
回路計算ではコイルやコンデンサが複雑に絡み合うため、インピーダンスで考えた方が計算が簡易になります。
出題側もそれを狙っているのかインピーダンスの形式で回路図に組み込まれていることが多々あります。
とはいえ、インピーダンスも逆数(アドミタンス)を取って計算することもあるので注意して取り組みましょう!!
③計算式を省かない
演習を何度も繰り返していると内容が頭に定着してくるので計算過程を飛ばして答えを導くことが多くなります。
A問題はともかく、B問題は計算の過程を回答させる問題もよく出てくるので、面倒であっても飛ばさずに、丁寧に回答を導出することを心がけましょう。
導出する際は必ず単位も意識しておくこと!!
これはインピーダンスやリアクタンスで考えるようになると、単位が普段の認識と逆になるため、特に注意すべきポイントかと思います。
④導波管は暗記!
同軸ケーブルとメカニズムが異なるため最初は取っつきにくいですが、一陸技の試験として出題される問題はそこまで高度なことを聞いてきません。
基本的にはテキストの内容から逸脱することはない上、内容もそこまで多くないので、暗記する勢いで演習に取り組むことをオススメします。
計算問題もそんなに出ないので暗記も楽にできます。
導波管は結構奥が深いので興味があるかたは合格してから追加で学習するようにしてください。笑
最後まで目を通していただきありがとうございます。
次回も引き続き工学Bに関して執筆していきます!!