一陸技① ~概要~

こんにちは。
Kotaroです。

すみません、電験三種の最終稿がまだ書ききれていないのですが先に一陸技について執筆していこうと思います。。。

本稿では一陸技の概要について説明したいと思います。
一陸技とは第一級陸上無線技術士のことを指します。

トップページ|公益財団法人 日本無線協会 (nichimu.or.jp)

一陸技を取ると放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作を行うことができます。

あまりピンとこないかもしれませんが、下位資格の二陸技とちがって空中線電力の大きい設備(TVのキー局や都市部の基幹通信局、大型衛星との通信局など)は一陸技しか扱えないので、この差は地味に大きいかと思います。

会社では一陸特を取得すればよいとあったのですが、どうせならと上位資格に挑戦してみようと思い2021年度の冬に受験しました。

無線従事者の資格は下図を見ると分かりますが非常に多く存在します。

実務を考えず効率的に網羅する場合は一総通という第一級総合無線通信士と第一級陸上無線技術士を取得すればよいことが分かります。

僕もいつかは一総通にチャレンジしてみたいのですが、電気通信技術の独学がかなり大変なんですよね。。。


資格の相関図
https://tokugilab.com/musenshurui/

試験では4科目課され、それぞれ5肢択一方式(法規は一部4肢択一)となっております。

合格点は各科目6割前後(試験年度によって多少の変動あり)です。
科目は以下の通りです。

・工学の基礎 25問 125点満点
・工学A         25問 125点満点
・工学B    25問 125点満点
・法規      20問 100点満点

学問的な内容としてなら工学Bが一番難しいのですが、2020年を境に工学Aの難易度が跳ね上がりました。

僕は2021年に受験したのでぎりぎりセーフでした。

2020年に受けていたら難化した工学Aに対処できず、一発で合格できていなかったと思います。

試験は電験三種と同様に半年に1回(7月下旬&1月下旬)開催され、また科目合格制度(最初に合格した回以降最大3年間免除)もあるのでめげずに勉強すれば十分に合格できる資格です。

合格点はどんだけ難しくても、簡単でも6割固定です。
救済措置はありません!!(←特に注意です)

また、試験は平日に2日間かけて実施されますのであらかじめ有休申請を忘れずにしておきましょう!!(←これも注意)

特に工学基礎と工学Bで計算問題がたくさん出るので電卓が必須です。ただ、関数電卓の持ち込みは禁止なので気を付けてください。

僕はcanonの電卓を使用しました。(今も愛用しています)
HS-121T 抗菌中型卓上電卓 1台 Canon 【通販モノタロウ】 (monotaro.com)


一陸技の試験について僕は電験三種を受けた次の年度に受験しこちらも4科目全て一発で合格しました。

(工学Aは少し危なかったですが。。。)
勉強を始めた時期ですが、技術士の一次試験と並行して進めていたので8月と余裕を持って早めに取り組みました。

勝因として、電験三種の勉強で電磁気の基礎は固まっていたので工学基礎の勉強にほぼ時間をかけなかったのが大きいと思います。

次回からは各科目の勉強方法を紹介していきます。

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