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電験三種⑬ ~法規分野:電気事業法とその他法規~

こんにちは。
Kotaroです。
電験三種に関する記事も残すは法規分野のみになりました。
ある意味技術系資格として最大の難関ではあると思います。
社会人になると法律や経済に関する職務は避けられないですよね。
理系として生きてきたのに今更法律の勉強なんてやる気が起きないと思われますが頑張りましょう。

法規分野は大まかに3つの範囲に大別できます。
・電気事業法とその他の法規
・電気設備の技術基準
・電気施設管理

法規といいつつ計算問題が出てくるのが特徴かなと思います。
電力分野と範囲が被っているのでそんなに苦労はしません。
配点の高いB問題として出てくるので計算問題は確実に解けるようにしておきましょう。

法規系は実務経験があるかどうかでかなりスタートラインが違ってくると思います。
僕は新卒の時に受験したのでほとんど何も分からず結構苦労しました。
完全マスターは他の分野は3周しましたが、法規だけ6周しました。

サブテキストとして電気設備の技術基準に関する本も買いました。
注意点として必ず最新年度のものを買うようにして下さい。
法律は頻繁に変わるので。。。

後は新電気ですね。
法律が変わった際はいち早く雑誌で解説されるかと思います。
また、そろそろ法規でこれが出ると言われていた項目から何と2問も出たので予想問題は必ず解くようにしましょう。
法規は配点が高いので、僕はこの予想によって法規を合格したといっても過言でないと思います!!

電気事業法と他法規ですが、範囲はそんなに広くありません。
ただ、今まで他分野で出てきた用語の定義や電験三種の意義といった実務を行う上でのエッセンスが詰まっているのでしっかりと覚える必要があります。
それではポイントを以下に書いていきます。

①数字を正確に覚える

電験三種だけでなく技術系資格の法規で気を付けることは数字です。
電気工作物の分類や事故・変更報告を行う際の基準など覚えないといけない数字が多く出てきます。
特に難しいのは工事計画の届け出を要する工作物の範囲です。
結構マニアックなものも出題されます。
実際に業務で申請したことのある人は特に苦労はしないと思いますが、したことのない人は何度もテキストを読んで暗記しましょう。
この辺りは単調な暗記になるので前回も紹介したふせんで暗記するようにしましょう。
ふせんに暗記できない項目を書いて、机やトイレなど毎日目にするところに貼り付けておく。
地味ですがで効果は絶大です。
ふせんの大きさも大きすぎると目で追うのが疲れるので小さめのふせんで1枚1項目の要領で分けて作ると見やすいかなと思います。


ふせんの例

②紛らわしい用語に気を付ける

法規では普段の感覚だと気にしない類義語を明確に使い分けることが多いです。
よくある例だと「運用」と「保守」、「指導」と「教育」など。
似た用語なのでどっちがどっちか分からなくなることが多いです。
しかし、こういったところが穴埋めでよく出てきます。
特に運用管理と保守管理は似た文言で出てくることが多いので覚え間違えないように気を付けましょう。
ただ、過去問で何度も問われるところではあるので、演習を積めば間違わないようになっていくとは思います。笑

③深入りしない

ここの範囲で出てくるのは、電気事業法と電気用品安全法、電気工事士法、電気工事業法がメインです。
これらの法律は調べれば分かると思いますが、法律自体のボリュームはそれなりにあります。
しかし、電験三種で出てくるのはあくまでも一部なので、解けないからとムキになって法律全文を読み進めるといった非効率なことは避けましょう。
テキストをメインに、どうしても理解できない箇所だけ条文を探して読む、それぐらいに留めておきましょう。
精読する必要があるのが次回説明する電気設備の技術基準のみです。

法規の勉強は地味ですが、暗記できれば確実に点が取れる分野です。
暗記項目は最後に回した方がいいと言われますが、法規は普段触れない分野だと思いますので個人的にはオススメしません。
なかなか頭に入ってこない分野は早めに取り組むことをオススメします。
用語の使い分けと数字の暗記、これにポイントを置いて勉強を進めましょう!!

次回は法規のメイン、電気設備の技術基準について解説していきます!!

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