一陸技⑨ ~工学B:アンテナ理論~
こんばんは、Kotaroです。
今回から一陸技最後の工学Bに関して書いていきます。
工学基礎、工学Aと同じく125点満点で合格点は6割の75点。
試験時間は2時間半。
実施日程は2日目の午後です。
A問題が五肢択一方式の1問5点で20問、B問題が穴埋めで1ヶ所につき1点で5題の出題です。
工学Bはアンテナと電波伝搬に関する問題が出題されます。
計算問題の比重がかなり多いです。
理屈で言えば計算問題多めで最も難しい科目ですが、毎年似たような内容が出題されてますので、必要な計算式を頭に叩き込んでおけばそこまで難しくないかなと思います。
過去問以外の学習テキストとして再三紹介していますが、オーム社のテキストが一番いいかなと思います。
三周も回せばおおよその計算式がスラスラ書けるようになりますので頑張りましょう。
工学Aほど重要ではありませんが、工学Bでも今後の実務に備えて情報通信振興会のテキストを手元に用意しておいてもいいでしょう。
工学B最初の内容はアンテナ理論です。
今まで学習してきた電磁理論を発展させた内容になっているので初学者にっとえ学習ハードルは高いかと思います。
一陸技を受験する方にとってはバカにするなと言われてしまいそうですが、
アンテナの仕組みがイマイチ分からない。。。となっている場合は以下の動画で軽く学習することをオススメします。
電験三種でも紹介しましたが、Lesicsの動画は内容はもちろん、和訳も丁寧で本当にタメになります!!
他にも色々な機器の説明をチャンネル内で公開していますので時間のある時に視聴してもいいかもしれません!!
それでは学習にあたって大切なことを列挙していきます。
①用語と公式をリンクさせる
工学Bは聞きなれない用語がよく出てきます。
電界強度、利得、実効面積、伝送損などなど。。。
問題でこれらの値を求めよとよく出題されますので用語の意味と計算式を必ずセットで覚えておきましょう。
単位の紐づけも忘れずに!!
計算式はテキストでも算出過程が記載されてますのでシャーペンなり鉛筆なりを持って必ず手で追うことを心がけましょう!!
②電磁波に関する問題を抑える
毎年必ずA問題の最初に電磁波に関する問題が出題されます。
ここの公式の導出は真面目にやると結構難しいのですが、幸い大したことを聞いてこない(穴埋めがほとんど)ので繰り返し解いて必ず5点をもぎ取るようにしましょう!!
偏微分が苦手という方は分かりやすいテキストを紹介してもいいのですが、偏微分の簡単な計算をさせるのは一陸技でもここだけなので導出過程を丸暗記しておきましょう。
どうしても納得のいかない方は時間に余裕があれば下記の入門書をオススメします。
1996年と古いですが、導出が分かりやすく名著だと思います。
③簡単な対数計算は暗記する
工学Aで1 / π や π²といった何度も出てくるものは暗記した方がいいと書きましたが、工学Bでは利得の計算を始めdBで算出する機会が多いため常用対数計算がたくさん出てきます。
2と3の常用対数は最低限覚えておきましょう。
下記に記載しておきます。
2と3の近似値を覚えておけば1~10のうち7以外は電卓無しでも計算できるので安心です。
ポイントは以上です。
工学Bは地道に勉強すれば確実に点を稼げる科目なので頑張っていきましょう!!
次回も引き続きよろしくお願いいたします。