一陸技⑫ ~工学B:電波伝搬~
こんばんは。
Kotaroです。
引き続き工学Bの内容について執筆していきます。
今回は電波伝搬についてです。
一口に電波といっても地表波、空間波、上空波と色々な種類が存在します。
周波数が異なると名前が変わるだけでなく物理的特性も変化します。
電波伝搬では様々な電波の伝搬特性の違いを理解することがメインとなります。
物理特性が違うと言っても目に見えないので想像がなかなか付かないんですよね。。。
結構しんどいと思います。
ただ、電磁気を始め目に見えない現象を学習してきた皆さんは理論式や実務を通して存在を感じ取ることはできている?と思います。笑
暗記も多い分野ですが頑張って勉強していきましょう!!
①つまずいたときはアンテナ理論に立ち戻る
電波伝搬、ここで使用する式はアンテナ理論で学んだものがほとんどです。
章の構成的に少しページ間隔が離れているので他の章を学んでいる間に記憶が薄れてしまった方は必ず戻って復習するようにしましょう。
新しいことを学んでいる時って復習がどうしても面倒になってしまいますが、立ち戻ることで記憶の定着が促進されますので面倒でも復習は怠らないように進めましょう!!
少し脱線しますが、ここでなぜ復習が億劫になるのか自分なりに考えてみました。
テキストを進めていると段々、知識を定着させるよりもテキストを読破することが優先になりがちです。
マラソンのような意識でしょうか?
復習、つまりページが戻ることで読破を妨害される感覚になるんじゃないかなと思います。(僕もよく感じます)
このような感覚になった時は必ずマインドをリセットしましょう。
自分の目的はテキストを手早く読破するのではなく、試験に合格するための知識をなるべく早く吸収することだと。
意識を変えることでページを戻ることに対する心理的な抵抗を取り払うことができるので、少しでも復習が面倒になった時は気持ちを切り替えてみましょう!!!
②暗記も重視
計算と同じくらい知識問題もよく出てきます。
暗記事項多めの内容は以下の2項目でしょうか。
・対流圏&電離層の諸現象
・雑音
内容が複雑なので暗記するのも一苦労です。
このあたりは参考になるサイトも少ないので、テキストの該当箇所に目を通す回数を増やして知識を定着させましょう。
目を通すだけでなく音読するとより効果的です!!
③フレネルゾーンの計算
テキストの演習問題にも載っていますが、第1フレネルゾーンの回転楕円体の断面半径の式を導出させる穴埋め問題が出てきます。
一陸技の試験では式の導出に関する問題があまり出ないので結構手こずってしまいます。
導出過程で二項定理やルートの近似式を使う必要があるので真面目に導出すると難しいし時間もかかるし大変です。
最悪式を暗記すればいいのですが、当日緊張や他の内容に気を取られて思い出せなくなることもあるかと思います。
そういった保険のために式の意味を理解しながら導出することを最低1度はしておくことをオススメします。
物理を勉強しているときもそうですが、式の導出って一度自分でやってしまうと苦労した分、頭に残りやすいんですよね。
難解な式でうまく理解できなかったとしても1度は手を動かしてみる。そのチャレンジ精神を忘れないようにしていきましょう!!
これで電波伝搬の内容は終わりです。
次は工学Bの最後の内容です。
引き続きお付き合いください!!