☆『タバコを咥えながら』

空は鉛色
今にも落ちてきそうだ
押し潰されそう
全部を欲しがり
もがいてみたけれども
手には入らない

堂々巡りを繰り返すだけ
間抜けな顔でタバコを咥えながら

傘がなくて
雨に打たれても
確かに僕はここに立ってた
明日がなくて
眠れなくても
明けない夜なんてないだろう

穴が開いている
ポケットからこぼれ落ちた
小銭とため息
流れに逆らい
肩をぶつけながら
歩く大都会

何が正解で何が間違いか
わからなくなって作り笑いでごまかして

恥ずかしくて
情けなくて
全てを投げ出そうとするけど
他人とズレて
苦しくなって
それでも歩幅はあってくれない

いつまでもずっとここにいたいけれど
気づいてしまったここには何もないこと

ララララララ
ララララララ
ララララララララララララララ
ララララララ
ララララララ
ラララララララララ

生きているんだ
生きているんだ
時には傷つき傷つけながらも
生きているんだ
生きているんだ
歯を食いしばってここに立ってる
悩んだままでも歩き続けるよ


作詞:高橋冴太朗
作曲:高橋冴太朗
お題:free
構成:A-B-C-A2-B2-C2-B3-C3-C4
コメント:音源化したかったな〜ってめっちゃ思ってたから、バンドの終わり側に作ったような気がする。当時の気持ちかな。歌詞にタバコ入れるの結構好きだよね。
2020年某日

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