専門知を再考する、フルスタックビジネスパーソンの道
野島です。データのじかん、情シスのじかん、UpdataTVと、それぞれ異なるドメインでメディアをやっていると、本当に色んなプロフェッショナルの方々と会話できるのは役得だなぁと感じます。ただ、もちろんこちらは取材したりお話を聞いたりするだけなので、得られるのは「飲みの席レベル」の知識──これを俗にビアマット知識※というそうです。でも、その取材を通して、毎回脳も心も豊かになるのは確かです。
ビアマット知識=ビアマットに書ける程度の断片的で辞書的な知識のこと
H・コリンズ (著), R・エヴァンズ (著), 奥田 太郎 (翻訳), 和田 慈 (翻訳), 清水 右郷 (翻訳)
ただ、こうした「脳も心も豊かになる」感覚を記事だけで読者の方々に共有するのって、なかなか難しいなとも感じています。例えば、データのじかんで人気のKPIやBIツールの記事は月に5万UUに読まれることがあり、1年、2年と読み続けられています。でも、それが単純に5万UU x 24ヶ月＝120万UUの方々が新しい知識を得ているわけではなく、おそらく何度もググっては同じ情報を確認しているんですよね。つまり、情報を集めては忘れ、また集めるというサイクルを繰り返しているわけです。
もちろん、メディアとしてそれだけ頼りにされるのは嬉しいことですが、その先の「意識変容」や「態度変容」までサポートできていない現状は少しもどかしくもあります。データで越境者に寄り添うメディアとしては、もっと力になりたいなと。
そこで、より深い意識変容や態度変容を促す取り組みとして、データのじかんの主筆の大川さんを聞き手にUpdataTVで新しい動画シリーズを始めます。そのテーマは「フルスタックビジネスパーソン」。このシリーズが、単なる知識の提供を超えて、皆さんの行動や考え方に少しでも変化をもたらせたら嬉しいです。
というわけで、B面、1本目の記事は宣伝でした！公開後はここでもお知らせしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。