野口幸太のプロフィール【ピアニストとして】
野口幸太|Kota Noguchi
1980年神奈川県生まれ。2003年武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。2005年武蔵野音楽大学大学院ピアノ専攻修了。ピアニスト、音楽教育家、音楽イベンター。
▶︎音楽教育家としてのプロフィールは「野口幸太のプロフィール【音楽教育家として】」をご覧ください。
♪歌が大好きな幼少期
幼少期より歌が好きで、背中のリュックには必ずおもちゃのマイクを入れてお出かけする子供でした。
時折、出かけ先の飲食店で有線がかかると、そのマイクを取り出して熱唱していたのだと。(当時のお気に入りの歌は「氷雨」)
♪ピアノとの出会い
幼稚園に入り、担任の先生がピアノの弾き歌いをする様子を真似て、おもちゃのピアノを弾き始めたのがピアノとの出会いです。
とは言え、特に弾き方を習っていたわけではないので、はたからみれば、ひたすら鍵盤を叩き、声を張り上げるだけの騒音に聞こえていたことは間違いありません。(本人としては本気のパフォーマンスのつもりだったんですよ。)
♪ピアノ教室に通いだす
そんな騒音に耐えきれなくなった母親がシビレを切らし「(煩いから)ちゃんと習いに行きなさい!」とピアノ教室に連れられたのが6歳の頃でした。
そこからはますます音楽の魅力にハマっていきます。
♪10歳で音大を目指すことを宣言
いわゆる「練習」というものがあまり得意ではなく、決して優等生ではありませんでした。
決められたテキストや曲を練習するのはあまり好きではなかったけれど、好きなアニメの曲や、テレビから聞こえてきた気になるCM曲を、耳と指で探りながら自由に弾いたりする時間がとても楽しかったです。
そんな中、世の中には音楽を専門的に勉強する大学(音楽大学)がある。ということを知り、「ぼくは音大に行く!」と家族や当時のピアノの先生に宣言しました。
「今の幸太くんのレベルでは、無理だよ!」
と言われ、そこからは「絶対に音大に行く」ということだけを考える生活が始まりました。
♪「好き」が認められる経験〜ダメ元のコンクールにて
小学校6年のとき、当時発足したばかりの日本クラシック音楽コンクールにトライしました。今になって思えば、このコンクール経験は、今のぼくの音楽活動の基礎をつくる上でとっても重要なものでした。
ぼくがあまりにしつこく「受けたい」と言うものだから「ダメ元」という条件で出させてもらったコンクールでした。普通に考えれば、とてもじゃないけど入賞なんて無理だろう。と思えるような選曲と演奏レベルで、全国大会入賞を果たしてしまったんです。
あとから全国大会の映像を見返してみると、自分がどうして入賞できたのか、と不思議に思えるような演奏で、これは本当に運だと思います。
ただ、とっても楽しそう!!
で、ぼくの中にあるひとつの仮説が芽生えはじめました。
「好き」って最強なのかもしれない。
ぼくの演奏は様々な面で、点数には結びつきづらいものでした。でも、とにかく「好き」という気持ちひとつだけで弾いたピアノでもあります。
その「好き」が認めてもらえたんだ。
と、子供ながらに思ったんです。その後、ぼくはますます自分の「好き」に従う行動をとっていくようになります。
♪好きに従って選んできた道
ひとつの目標だった音楽大学には無事に進学することができ、卒業後は大学院に進学しました。大学院修了も当然ピアニストになるもの。と思い込んでいたので、就職活動というものをしたことも、考えたこともありませんでした。ふつうは、卒業前・修了前に就職活動というものをするものなのだ。ということもあとから知ったくらいです。
もちろん、好きだからこその苦労?ということもたくさんあったと思います。だけどベースが好きだから、【苦労の連続】というよりは【チャレンジの連続】と言った方が的確かもしれません。
僕が二十代から三十代にかけて、どのような活動をしてきたかについての具体的な記録はオフィシャルサイトに掲載しているのでよければ、こちらをご覧ください♪
♪四十代目前に控えて・・・
ここにプロフィールを書いているいま現在(2020年2月)ぼくは39歳です。今年の11月で40歳になります。年齢がそれほど重要かと言われれば、そうでもないですが、ひとつの節目になり得るこの時期に、音楽について思うことをまとめてプロフィールを終わりにしようと思います。
【今の僕にとって「音楽」とは何か?】
僕にとって音楽は大好きで、大切なものだけれども、それは僕の人生の目的ではありません。
音楽というものを使って、いかに人と触れ合い、様々な経験をし、その経験を色々な人たちとシェアしながら、本当の意味での豊かさを得ていくこと。
その道具として、僕には音楽が最適なのです!
音楽を使って、僕はもっと色々な世界を知り、様々な人と喜びを共有していきたいです。
最後までご覧いただいてありがとうございます。