3月25日 「電気の日」
蛍雪の光。 2007.05.29 Tuesday
電車の中の電気が突然消えた。
陽の柔らかな光だけが、静かに車内に満ちた。
ずっとこのままで…という願いもむなしく、
また蛍光灯がついた。
同じようなことが就職した頃にもあった。
出社初日、蛍光灯の強い明かりの下に座った瞬間、
「焼けちゃう。」と思った。
そしたら偶然 停電になった。
窓から差し込む橙色の光で、
仕事も十分できるのにと思った。
だから、このままでお願い…と思ったけれど、
すぐに復旧(当たり前です)。
再び青白い蛍光灯に照らされると、
皮膚の下や、瞳の奥が、
ザワザワ焼かれるような不快感。
小さな蛍の光、儚い窓の雪で、十分。