どうやってこの世界に生まれてきたの? | 弘前れんが倉庫美術館
青森県弘前市にある弘前れんが倉庫美術館で会期中の「どうやってこの世界に生まれてきたの?|タグチアートコレクション×弘前れんが倉庫美術館」を鑑賞してきました。
弘前れんが倉庫美術館は、青森県弘前市に位置する現代美術館で、2020年に開館。この美術館の建物は、1907年に建設された酒造工場「吉野町煉瓦倉庫」を改修したもの。青森県の特産品の一つであるりんごを使ったお酒「シードル」を作っていた。建物は、もともとの既存の煉瓦壁を活かしたレトロ風な感じです。
今回、会期中だったのが、タグチアートコレクションによる「どうやってこの世界に生まれてきたの?」という企画展。
タグチアートコレクションは、機械商社のミスミの創業者である田口弘氏のアートコレクション。
この企画展では、そのコレクションの中から選ばれた作品が展示されていて、かなり見応えがある。
どれも印象深い作品たちだったが、特に印象深かったのが、以下の作家さん。
加藤泉さん
奈良美智さんのロック喫茶「JAIL HOUSE 33 1/3」
加藤泉さんの作品といえば、独特な植物人間の像。以前、箱根の美術館で、その独特な作風の彫刻に会って以来印象深く、再び最近よく見にする機会がある。
そして、奈良美智さんが高校生の頃につくったロック喫茶。展示されているのは再現したもの。奈良美智さんのは、別の展覧会で、アトリエを再現したものや、収蔵しているレコードとかも見たことがあり、こういう作家の頭の中的なものを垣間見えるものは、面白い。奈良美智さんは、青森県出身の美術館の建物の入口に、「あおもり犬」が飾ってあります。青森県立美術館のと比べると、少しミニサイズ。
訪れたのは、平日の午後。来館者も少なく、独り占めしながらアート作品を鑑賞できる贅沢な時間でした。
なお、この美術館の注意点は、館内に来館者用の駐車場がないこと。周辺のコインパーキングに停めてから、歩いて来ることになります。
【開催中】タグチアートコレクション×弘前れんが倉庫美術館どうやってこの世界に生まれてきたの?
会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:2024年9月27日(金)- 2025年3月9日(日)