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多彩で見ごたえのあった、東京都現代美術館のMOTコレクション展
2022年6月19日が会期終了日であるMOTコレクション展。
終了日間際で鑑賞に訪問。
去年あたりに、一度見ていたので、それほど期待せずに鑑賞してみると、展示内容に変化があり、なかなかおもしろく、アートに触れたという気分に浸ることができる内容だったと思います。
今回、特に印象深かったのが、康夏奈さんの作品。
島を表現したアート「No dimensional limit anymore」。
一見、不思議な造形物なんだけど、島を立体で木に描画したような感じで、島の様子を実感できる表現方法。よく考えられていると思う。
あとは「花寿波島の秘密」。
さきほどのとは逆に、海の底から花寿波島を眺めている感じの作品。
巨大な逆円錐形の作品で、観客はくぐって、内側を眺める。そこには、海と陸地がつながった感じの雰囲気で表現されていて、ダイビングをしていて、潜水や浮上するときの感覚に近い。作家さん自ら海に潜り、ビデオを回し、海の色も試行されている感じ。
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それ以外にも、康夏奈さんの作品がいろいろと展示されていて、非常に興味深く見ていましたが、「おっ」と思ったのが、2020年に亡くなられていること。
1975年に生まれだから、45歳頃。
いろいろと表現方法を模索され、自分らしさを見つけ、まさにこれから、いろいろと作品を作られ、発表されるつもりだったのだろうかと思うと、急逝されたのが残念。