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ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 | ヒカリエホール

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷」というアート展が渋谷ヒカリエで開催していることを、ラジオで聞いて、鑑賞に行ってみた。

展示されている作品を見てみると、なんとなく馴染みのあるような写真で、「ああ、こういう作品か」と感じた。自分でも、こういうタイプの写真を撮ることはある。でも、そういう写真が「ウェス・アンダーソンすぎる風景」と呼ばれるものになるとは知らなかった。

解説によれば、映画監督ウェス・アンダーソンの作品に登場する独特な風景や美術デザイン。ウェス・アンダーソンの映画は、独特な色彩使いや対称的な構図、細部まで凝ったセットデザインなどが特徴で、その独自の美学が「ウェス・アンダーソンすぎる」と表現されるという。

ウェス・アンダーソンは、「グランド・ブダペスト・ホテル (The Grand Budapest Hotel)」や「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(The French Dispatch)」などを監督した人。それらの映画を見たことがあり、そのときには、アート的な世界観が広がる作品だなと感じた。

そういう世界観を模して、世界中の人々が各地で写真を撮り、「ウェス・アンダーソンすぎる風景」としてSNSに投稿している。Instagramでは、AWA (Accidentally Wes Anderson)という人気のコミュニティになっているという。

「Accidentally Wes Anderson」:偶然にウェス・アンダーソンの作品に登場しそうな雰囲気を持っている、というような意味で、対称的で色彩豊かな風景や建物、不思議な雰囲気を持つ場所など。ウェス・アンダーソンのファンや写真愛好家が、世界中で現実の風景を探索し、彼の映画に登場しそうな場所を見つけて共有することで、ウェス・アンダーソンの作品の世界観に共感し合う楽しんでいるという。

こういう似たようなものならば、日本の郷愁を感じさせる風景を集めて、「Accidentally Yasujiro Ozu (小津安二郎作品のような風景)」のようなものもできるかもね。