中国電力レッドレグリオンズ|プレシーズンマッチvsSA広島/敗戦も守備&復帰組に光
中国電力レッドレグリオンズ(中国RR)は11月18日、Balcom BMW ラグビースタジアムでマツダスカイアクティブズ広島(SA広島)と対戦した。開幕前最後のプレシーズンマッチは、松田進太郎のトライなどで好スタートを切ったが、ミスやペナルティで流れをつかみ切れず、25-34で敗れた。
開幕前の広島ダービーで惜しくも敗れたが、その中でも復帰した畑中啓吾が力強い突破で2トライに絡み、大いに存在感を発揮。さらに、浅井佑輝、西川太郎、石渡健吾も実戦復帰を果たし、リーグワン開幕に向けてポジティブな要素もあった。
中国RR 25-34 SA広島
前半: 13-15
後半: 12-19
@Balcom BMW ラグビースタジアム
【試合後コメント】
岩戸博和ヘッドコーチ
--試合を振り返って?
全体的には悪くなかったと思います。課題はチームのルールや規律、個人の責任のところ。競った試合になったら、1つの判断ミスやペナルティで簡単にやられてしまうので、すごくもったいなかった。でも、チャレンジしようとしていたところも見えたので深刻な問題ではないと捉えています。やられたところは規律や個人の部分なので、そこさえきっちりやれば、もっと高いレベルで戦えると思います。
--今日の試合の収穫は?
チームで言うと、クリタ戦からいいモチベーションでやれているディフェンスの部分。今日もやっていることが間違っていないとわかったところが収穫で、選手自身もそれを感じたと思います。個で言うと、復帰したベテランがいいパフォーマンスをしてくれました。
――開幕まで約1カ月、どう準備していきますか?
この試合のフィードバックとして、規律違反をするとこういう結果になるというのは改めて強調していきたいです。途中まではいいディフェンスをしているので、ひとつのミスがもったいない。そこはチーム全体に言っていきたいです。
呉山聖道(ゲームキャプテン)
--試合を振り返って?
前半はいい形で入ったと思います。先制点を取れて、それにペナルティゴールで10点差に広げられたし、セットプレーも安定していて、いい形でゲームを進めることができました。でも、ひとつのミスから相手に1発でトライを取られて、そこからしんどい展開になってしまった。後半は立ち上がりからずっと攻められて、自分たちもペナルティが続いてしんどい試合になり、最終的にスコアを離されました。
--自分のプレーを振り返って?
初のゲームキャプテンだったので、自分にフォーカスするというよりは、チームにフォーカスしました。前半からいい流れを作るために、ずっとポジティブな声をかけ続けてチームの雰囲気を良くすることを意識していました。個人としてはいいプレーはあまりなかったけど、ラインアウトではいい判断ができたと思います。
--開幕までの約1カ月、どう準備していきますか?
細かいところの精度を上げれば、最後のフィニッシュまでつながると思うので、選手同士でしっかりコミュニケーションを取っていきたいです。今日も1発でいかれるところが多かったので、それを無くしていかないといけない。チームとしてはいいディフェンスができているので、細かいところの修正を含めて、いい準備をしていきたいと思います。